R.O.G.に待望のFORMULA!

ASUSの「MAXIMUS VII FORMULA」は、ゲーマー向けブランド「R.O.G.」シリーズのZ97マザーボード。すでにMAXIMUS VIIとしてはHERO/GENE/IMPACTなどが発売されていたが、FORMULAは待望のハイエンドモデルとなる。前世代製品と同じく、基板が「ROG Armor」に覆われているのが特徴で、価格は46,500円前後だ。

ASUSの「MAXIMUS VII FORMULA」。FORMULAを待っていた人も多いだろう

基板を覆う「ROG Armor」は、グラフィックスカードの発熱から基板を守る

空冷/水冷のハイブリッドクーラー「CrossChill Copper」や、SN比120dBを実現した高性能オーディオ「SupremeFX Formula 2014」などを搭載する。ネットワークチップはIntel製。またASMedia製のSATA Expressコントローラを別途搭載したことで、SATA Expressは2ポート用意されている。

日本市場限定の新型GPU?

AMDから「Radeon R7 250XE」というナゾ(?)の新型GPUが登場している。同社のWEBサイトに記載がなく、詳細は不明であるが、グラフィックスカードメーカーによれば、これはR7 250Xをカスタマイズしたもので、日本市場限定モデルだという。PowerColorと玄人志向から製品が発売されており、価格は11,000円前後。補助電源が不要なのが特徴だ。

PowerColorの「AXR7 250XE 1GBD5-HLE」

玄人志向の「RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST」

AMDのGPUラインナップの中で、補助電源あり/なしの境界はR7 250X/250の間にあったが、このR7 250XEはそこに割り込む形となる。従来、補助電源なしモデルを選ぼうとすると、R7 250カードが最上位だったわけだが、ストリームプロセッサが384基しかなく、R7 250Xの640基とは大きな開きがあった。

R7 250XEは、コアクロックを1GHzから800MHzまで下げることで、消費電力を削減しているようだ。PowerColorの「AXR7 250XE 1GBD5-HLE」と玄人志向の「RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST」はともに、コアクロックを860MHzまで引き上げつつ、ロープロファイルと1スロット厚を実現しており、スリムPCなどでも使い勝手が良さそうだ。

メモリはGDDR5が1GB。消費電力は不明だが、65W程度だろうか

ロープロで1スロット厚。グラフィックス出力は、VGA、HDMI、DVI