連日の暑さで食欲が減退し、夏バテなんてしていないだろうか。そんなときにオススメなのはやっぱり辛い料理。香辛料は食欲を刺激してくれるし、汗をかくことで体内の熱を放出し暑さをやわらげてくれる効果も。

今回は宮崎名物のご当地激辛ラーメン「辛麺」を提供している居酒屋「九州黒太鼓」を訪れ、人気メニューという同店の辛麺を味わってきた。

九州黒太鼓で提供している「辛麺」(790円、税抜)

辛麺の特徴は、まずなんと言ってもトウガラシとニンニクの効いたスープ。赤く染まった見た目のインパクトも抜群ながら、その香りが食欲を大いに刺激してくれる。同店の辛麺は、他に具材としてニラや卵、挽き肉などを使用。さらに麺はそば粉を含んだ冷麺用の麺を使っているのだという。

いかにも辛そうな見た目。食べる前から汗が出てくる

さっそく試食してみると…。なるほど、やはりそれなりに辛い。ひと口すするたびにじわっと噴き出てくる汗。しかしさらに箸を進めたくなる、いわゆるクセになる旨味と辛さだ。プルプルの弾力ある麺も見事にスープとマッチしている。麺や具材を食べ切ったあと、思わずスープを最後まで飲み干したくなる人も多いのではと思われる。

ちなみに気になる辛さの程度だが、舌がしびれたり唇が腫れたりというほどのとてつもない辛さではない。辛いものが苦手な人はともかく、それなりに好きな人なら、おそらく汗をかきつつも美味しく食べられるレベルの適度な辛さと言えそうだ。

九州黒太鼓では冷麺用の麺を使用。細めで見た目はそばに近い。一杯の麺の量は160グラムだそう

本場・宮崎の辛麺専門店では、好みで辛さを調節したり、麺をうどんやそばなど複数から選べたりする所もあるそうだが、九州黒太鼓はその名の通りさまざまな九州料理を提供する居酒屋。そのため、辛麺もお酒の席の締めに食べてもらうことを想定し、適度な辛さと食べやすさを意識したテイストに仕上げているという。

グループで分け合ってもOK。一人でも十分食べ切れる

スタッフによると辛麺はやはり特に男性に人気が高いメニューで、中には締めとして一人一杯オーダーするサラリーマンのグループもいるそう。もちろん女性にもおすすめで、通年メニューではあるが夏にぜひ食べてもらいたいとのことだった。

「九州黒太鼓 横浜」の店舗外観。名前の通り黒い太鼓が置いてある

カウンター席や個室、大人数にも対応できる座敷席も

今回訪れたのは「九州黒太鼓 横浜」。カウンター席のほかに4人から利用できる個室や半個室、約30人まで対応可能な座敷席もあり、辛麺のほかにも「もつ鍋」や「博多焼き餃子」、「タルタルたっぷり チキン南蛮」といった九州料理、さらには九州の地酒や焼酎などを味わうことができる。

店舗の場所は、神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-16-10 エフテムRONビル4F。横浜駅北西口から徒歩3分。営業時間は月~木・土17時~23時30分、金・祝前日17時~翌2時、日・祝日17時~23時(L.O.はいずれも閉店の1時間前)。

なお、辛麺は横浜店のほかに新橋、田町、品川、恵比寿、新宿、池袋の九州黒太鼓各店舗でも提供されている。

グループ店舗でもさまざまな激辛メニューを提供

九州黒太鼓を展開するダイヤモンドダイニンググループの各店舗では、辛麺のほかにも夏にぴったりのさまざまな激辛メニューをピックアップして提供しているという。辛いもの好きな方は、ぜひ味わいに足を運んでみては。

たっぷりのコラーゲンとカプサイシンで夏を乗り切る!真夏の赤い水炊き鍋「赤炊き鍋」(1人前1,800円~、税抜)提供店舗:さかえや(恵比寿本店、高田馬場總本店、浦和本店、みなとみらい本店)

20種類のスパイスを絶妙にブレンドした激辛チキンステーキ「骨付きももの鳥福焼き」(780円、税抜)提供店舗:鳥福(聖橋、上野、上野広小路、水道橋、九段下、横浜)

さっぱり爽やかと思いきや、No!!!激辛バンバンジー「鳥福棒棒鶏(バンバンジー)激R18」(690円、税抜)提供店舗:立川鳥福