――歌手、声優、そして女優やファッションブランドのプロデュースと、幅広い活躍をされていますが、今後挑戦したいことはありますか?

常に目標にしているのは、生きた証を残すこと。残るからこそ命がけでやろうと火がつくんです。『トランスフォーマー』の吹き替えも、地球が回る限り、そして私が逮捕されたりしない限り残るわけですよね。それって生きた証の最高の形だと思うんです。大好きなアニメソングを歌うことも今後もやっていきたいし、いつかは、絵本とか小説とか、そういう形に残るものに挑戦したいです。また、猫たちがハッピーになれるような猫パークを作って、マミタス(飼っている愛猫)銅像を作って、猫カフェもやりたい。ただ、このままだと猫ババアで終わってしまうので、もっともっと貪欲にしっかり挑戦して実行に移さないと、と焦っています(笑)。

――最近プライベートではまっていることは?

純喫茶巡りや、イカとタコの図鑑でイカとタコの種類を見分けられるようになる練習にはまっています。純喫茶は、昭和にタイムスリップできて読書がはかどるので、1人でいろんなところに行っちゃうんです。イカとタコもおもしろいですよ! 今まで食べていたイカにもこんなに種類があって、ヤリイカもホタルイカもみんな顔が違って。勉強しているうちに、釣りを始めたいなと思ってきました。

――本当に好奇心旺盛な方だなとあらためて感じます。昔からそうだったのでしょうか?

20歳を過ぎてから、寿命について、いつ死ぬかわからないんだと思ってから、より加速したかもしれないです。エアロバイクをこぎながら、映画を見ながら、歌いながら、本を読みながら、ゲームもしながら、みたいなことになっているんですけど、それくらい無の時間を作らないようにしています。トイレの時でも、片手でスマホ持って読書できるわけじゃないですか。日々、残り時間は限りがあると思って、焦るようにしています。

知れば知るほど人生が楽しくなって、発見が星座みたいに広がっていくとワクワクするので、何もかも全力で「あぁ幸せだなぁ」って思いながら楽しみたいです。今回も、『トランスフォーマー』をただ演じるだけじゃなく、今までの歴史などを知っていくことで、「これはこうだからこうなんだよね」などわかっていくとより楽しくなって、"楽しめば楽しむほど楽しくなる"ということを、あらためて教わりました。