2013年12月に世界無形文化遺産に登録された"和食"をテーマにした特別番組「すばらしき和食の世界 ~箸から溢れる日本人の心~」が8月9日にBS11で放送される。放送時間は20時~22時までの2時間。俳優の石坂浩二さん、作家の荒俣宏さんをメインキャストに、アナウンサーの渡辺真理さんがMCを務める。

(中)石坂浩二さん(左)作家の荒俣宏さん(右)アナウンサーの渡辺真理さんが出演

同番組は、石坂さんと荒俣さんという芸能界の2大知識人が常連客、渡辺さんが女将という設定で、女将が差し出すメニューをきっかけに和食談義を繰り広げていく。

具体的には、和食と偉人、和食と歴史上の出来事との関係を糸口に、その奥深き世界を紹介。さらに、芸術と和食、科学と和食など異なる切り口から"和食"を掘り下げながら、和食の未来についても考察していく。

そのほか、コーナー取材では日本を代表する和食の専門家や一流の料理人たちが登場。各分野の専門家の視点から和食について大いに語られ、和食に込められた"おもてなしの心"を背景に探求し、日本人の精神を再認識できる番組となっている。

番組MCの渡辺真理さんは「幼い頃から食してきた大好きな"和食"にどんな秘密があるのか、和食に詰まっている昔ながらの日本人の知恵や想いなど、番組を通してわかりやすくご紹介出来ればと思っています」とコメント。メインキャストを務める石坂浩二さんは、下記のように意気込みを語っている。

和食を忘れていた。

石坂浩二

私達は古い寺や遺跡を前に、時の重さや古人(いにしえびと)の心を想い感動する。ただ何かもうひとつ胸の底にせまるものが足りない。
和食、今話題の和食。和食の料亭で出されるものは勿論、日本で食べられる料理の中には和食が必らず潜んでいるといっていい。
遠い昔から伝えられて来たもの、少し前に日本に伝えられたもの、そんな食の中に日本人の心の歴史を味わいたいものだ。それがもうひとつ胸にせまるものだと思うからである。
毎日の食事に様々な時代と日本人が料理にこめて来た知恵を舌の上で感動してみようではないか。