「もう少しいい音にしたい!」と思ってはいても、どのモデルがよいのかわかりにくいスピーカー。ここではユニークな特徴を持つ、「サウンドバー」と「Bluetoothスピーカー」の注目モデルを見ていこう。

迫力の音が体験できるサウンドバー & Bluetoothスピーカー

音に注力した薄型テレビは多々あるものの、やはり専用スピーカーにはかなわない。最新の4Kテレビなどを購入して、映像のリッチさに音質が追いついていないと感じたら、サウンドバーの導入をぜひ検討したい。最近のサウンドバーはネットワーク対応が進んでおり、スマートフォンやタブレット、ウォークマンなどとワイヤレス接続できる製品が増えている。Bluetoothスピーカーでは、音質やデザインを工夫した製品がたくさん登場している。


パナソニック 「SC-HTB880」

4Kパススルーに対応! 将来を見据えたサウンドバー

SC-HTB880-K

4Kテレビに買い替えたら、音にもこだわりたいところ。4Kパススルー(4K60p 4:4:4フォーマットの映像信号)に対応した「SC-HTB880」は、高さ51mmのコンパクトな本体と、配線のいらないワイヤレスサブウーファーのセット。外部のプレイヤーなどから受け取った4Kの信号を減衰することなく中継してテレビに送信できる。据え置きと壁掛けの両方に対応し、テレビの前に置くか、壁掛けにするかでスピーカーから出る音の方向を自動で調整する機能も搭載。Bluetoothにも対応している。スピーカユニットは5.1chの構成で、フロントチャンネルは2Way仕様となっている。

正面から見たところと設置イメージ

シンプルで扱いやすいリモコン

使用ユニット フロントスピーカー(L/R):ウーファーφ65mmコーン型×1/ch、ツイーター:φ25mmセミドーム型×1/ch、センタースピーカー:フルレンジφ65mmコーン型×1、サラウンドスピーカー(L/R):フルレンジφ65mmコーン型×1/ch、アクティブサブウーファー:ウーファーφ160mmコーン型×1
実用最大定格出力 500W(フロント:50W+50W、センター:50W、サラウンド:50W+50W、サブウーファー:250W)
入出力端子 HDMI入力×2、HDMI出力×1、光デジタル音声入力端子×1
ワイヤレス通信機能 Bluetooth 3.0
本体サイズ 本体:W1125×D121×H51mm(テーブル置き時)、W1125×D56.5×H122.5mm(壁掛け時)、アクティブサブウーファー:W180×D306×H408mm
重量     本体:約3.1kg(テーブル置き時)、約3.2kg(壁掛け時)、アクティブサブウーファー:約5.4kg
市場価格 76,000円前後(税抜)


パイオニア 「SBX-N700」

スマホやタブレットとの連携が魅力の高音質サウンドバー

SBX-N700

SBX-N700」は、ネットワーク機能が充実したサウンドバーとワイヤレスサブウーファーのセット。Wi-Fi DirectやMiracastに対応し、無線LANルータがなくても、スマホやタブレットと直接ワイヤレス接続できる。この機能によって、音声だけでなくスマホの写真や動画、画面そのものをテレビに表示することも可能だ。Bluetoothに対応しており、Bluetooth対応ヘッドホンにテレビの音声を転送することもできる。また、高音と低音のズレを防ぐ同社独自の「フェイズコントロール」を採用。クラシックが好きな人など、高音と低音の微妙なタイミングを気にする方にもぜひオススメしたい。

調整用フットを利用して高さを2cm変えられる

背面。USBやLANの端子も備えている

ボタンの豊富なリモコンから多機能ぶりが伝わる

使用ユニット フロントスピーカー(L/R):φ66mmコーン型×2、サブウーファー(L/R):φ77mmビルトイン×2、ワイヤレスサブウーファー:φ165mm×1
実用最大出力 220W(フロントスピーカー:35W+35W、サブウーファー:35+35W、ワイヤレスサブウーファー:150W)
入出力端子 オーディオ入力端子×1、HDMI出力×1、光デジタル音声入力端子×2、USB×1、赤外線出力×1、LAN端子×1
ワイヤレス通信機能 Bluetooth 3.0、IEEE802.11a/b/g/n
本体サイズ スピーカー:W900×D121×H86~106mm、ワイヤレスサブウーファー:W200×D271×H415mm
重量     スピーカー:4.4kg(本体のみ)、ワイヤレスサブウーファー:6.7kg
市場価格 49,800円前後(税抜)


ヤマハ ホームシアターパッケージ「YHT-5067JP」

4Kテレビ対応! 高性能×低価格のAVレシーバー

YHT-5067JP

YHT-5067JP」は、豊富な機能と高い性能を備えた、ハイコストパフォーマンスな7.1ch AVレシーバー。4月に発売された「RX-V577」のAmazon.co.jp専用モデル「HTR-5067」とコンパクトスピーカー「NS-BP200」を組み合わせたモデルだ。4Kテレビに対応し、入力×6/出力×1系統の豊富なHDMI端子を装備する。また、同社独自の音場創生技術「シネマDSP」を応用した「バーチャルシネマDSP」を搭載しており、2台のメイン(フロント)スピーカーだけで、臨場感溢れるサラウンドが楽しめる。このほか、無線LANルータがない環境でもスマホなどと連携できる「Wireless Direct」や、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源再生にも対応している高機能な1台だ。

背面。豊富な入出力端子を備える

ピアノブラック調でインテリア性にも優れている

使用ユニット φ120mmコーン型ウーファー、φ30mmソフトドーム型ツイーター
定格出力 115W/ch(1kHz/1ch駆動)
実用最大出力 135W/ch
入出力端子 HDMI入力×6、HDMI出力×1、アナログ音声入力端子×4(RCA×3、ステレオミニ×1)、アナログ音声出力(スピーカー7ch×7、サブウーファー×2、AV/REC×1)、デジタル音声入力端子×3(光×1、同軸×2)、映像入力端子×6(コンポーネント×2、コンポジット×4)、映像出力端子×3(モニターアウト・コンポーネント×1、コンポジット×1、AV/REC・コンポジット×1)、USB入力端子×1、LAN端子×1、DCアウト×1、ヘッドホン×1
ワイヤレス通信機能 IEEE802.11b/g
本体サイズ AVレシーバー:W435×D315×H161mm(脚部、突起物を含む)、スピーカー:W154×D287×H274mm
重量     本体:約8.1kg、スピーカー:約3.9kg(1台)
市場価格 50,587円前後(税抜)