パイオニアは11月5日、2.2chスピーカーバーシステム「SBX-300」とネットワークAVバーシステム「SBX-N500」「SBX-N700」を発表した。発売は11月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は、SBX-300が24,800円前後、SCX-N500は39,800円前後、SBX-N700は49,800円前後となっている。

上が「SBX-300」で、下が「SBX-N700」

3製品とも、バースタイルを採用したホームシアター向けサラウンドシステムだ。いずれもBluetoothに対応しており、スマートフォンやタブレット端末などからワイヤレスで音楽再生を行うことができる。

スピーカー部分の基本構成は3製品とも共通。メインスピーカーはφ66mmフルレンジユニットで、これにφ77mmユニットを2本使用したビルトインサブウーファーが加えられている。メインスピーカーは密閉型、サブウファーはバスレフ型のキャビネットに納められている。

内蔵されているアンプは、SBX-300とSBX-N500・N700で異なり、実用最大出力はSBX-300ではフロントが30W×2、サブウーファーが35W×2の計130Wだが、SBX-N500・N700ではフロント、サブウーファーとも各チャンネル35Wの計140Wだ。スピーカー部のサイズはW900×D121×H86mmだ。質量はSBX-N300が4.3kgで、他の2モデルは4.4kg。

SBX-300とSBX-N500は、バースピーカーのみの構成だが、SBX-N700ではワイヤレスサブウーファーがプラスされる。ワイヤレスサブウーファーはφ165mmのユニットを使用しており、実用最大出力は150W。サイズはW200×D271×H415mmで、質量は6.7kgだ。

入力インタフェースは、SBX-300が光デジタル音声×2系統、同軸音声デジタル×1系統、アナログ音声×1系統、PORTABLE IN×1系統。SBX-N500・N700は、光デジタル音声×2系統、PORTABLE IN×1系統、USB×1基、ネットワーク×1基となっている。出力インタフェースは、SBX-N500・N700がHDMI×1系統を装備している。SBX-N500・N700をHDMIでテレビに接続した場合、SBX-N500・N700側からの映像コンテンツの再生が可能だ。

SBX-N500・N700は「Miracast」に対応しており、スマートフォンとワイヤレスで接続し、写真や映像をテレビに映し出すことができる。「Wi-Fi Direct」にも対応しているため、ワイヤレスネットワーク環境が整っていなくても、スマートフォンなどと接続することが可能だ。DLNA 1.5に対応したプレーヤー機能も搭載しており、ホームネットワーク内に保存されている音楽や映像を再生できる。また、DTCP-IPにも対応。全ての接続を保障するものではないが、レコーダーや一部の録画対応テレビなどで録画した番組をネットワーク経由で視聴することも可能だ。