登録者数が400万人を突破するなどますますの盛り上がりをみせる『アイドルマスター シンデレラガールズ』のイベントが5月31日、東京・サイエンスホールで開催された。

同イベントは『アイドルマスター シンデレラガールズ』のCDシリーズ累計100万枚突破と、第6弾シングルシリーズの発売を記念したもの。第6弾シリーズから神谷奈緒役の松井恵理子、北条加蓮役の渕上舞、小早川紗枝役の立花理香、特別ゲストとして渋谷凛役の福原綾香、バンダイナムコゲームスの"ラブメガネ先生"こと内田哲也氏が登場。トークとミニライブを行った。今回のイベントには約2万件を超える応募があったとのことで、2015年1月にTVアニメ化を控える本作の注目度の高さが伺えた。

シリーズ累計で100万枚を突破した『シンデレラガールズ』関連CDだが、第1弾は福原が歌う「Never say never」を収録した「CINDERELLA MASTER 001 渋谷凛」からスタートした。福原は「私にとって初めての役がついたキャラクターで、上手いと思われたい気持ちで色々と準備をして作っていったら、現場でそれをどんどん剥がされて、素の自分で歌えるまで何時間もかけて収録しました」と収録を振り返っていた。

初めてのアイマス楽曲の収録に関するトークでは、松井が「2nd SIDE」について「収録の時に比べて、CDで音数がすごく増えて豪華になったのが印象的でした。四つ打ちで低い音がガンガン来る感じが、奈緒の鼓動を表してるみたいで好きなんです」と製品化までのブラッシュアップに驚いたことを紹介。一方渕上は「薄荷 -ハッカ-」について、「加蓮の場合は(松井と)全く逆で、加蓮のはかなさを表現するためにどんどん音数が減っていきました。"もっと抑えて歌ってください"とディレクションされたのは初めてだったので、難しかったです」とじっくり丁寧にレコーディングしたことを語っていた。

唯一のキュート組として参加した"りっか様"こと立花理香は、自分の持ち曲以外にも「『ススメオトメ』や『ショコラ・ティアラ』はもう踊れます!」と宣言したり、ゲームコーナーで会場のファン向けのサイン入りポスターをもらって大興奮したりと、アイマス好き声優っぷりを遺憾なく発揮。「花簪HANAKANZASHI」の収録については大変であまり覚えていないとしながらも、「キュートさと"はんなり感"の両立が大変でした」と、日舞を勉強してキャラクター作りを行ったことを語っていた。

ライブコーナーでは、「Never say never」「2nd SIDE」「花簪HANAKANZASHI」「薄荷 -ハッカ-」とそれぞれの持ち歌を披露。さらに会場を驚かせたサプライズとして、『シンデレラガールズ』のゲーム内で高い人気を誇るゲーム内ユニット"トライアドプリムス"として、福原、松井、渕上がクール属性曲「Nation Blue」を、この組み合わせでは初披露。作品世界の中にしか存在しなかったユニットの初パフォーマンスに、会場は大きな感動に包まれていた。

最後は全員揃って作品テーマソングの「お願い! シンデレラ」で締め。パート分けがキュート、クール、パッションの曲だが、今回のイベントはクール、クール、クール、キュートという超変則編成。そこで、クール属性の象徴的な存在である渋谷凛役の福原が「パッション」パートを担当するという、めったにないバージョンだった。

締めの挨拶では、渕上らアイマスライブ初参加組は客席の盛り上がりと温かさに驚いており、次のライブにも意欲満々な様子。イベント中はハイテンションで残念美人っぷりを発揮していた立花も思わず涙ぐむなど、『アイドルマスター』のステージは特別な印象を出演者に残したようだった。

イベント中には、先日行われた「第3回シンデレラガール総選挙」上位アイドルによるシングルCDが、7月30日に発売されることが発表された。各属性の総選挙上位3名、計9名(渋谷凛、鷺沢文香、高垣楓、安部菜々、緒方智絵里、島村卯月、本田未央、姫川友紀、高森藍子)による新曲と、総合ベスト5の5人(渋谷凛、安部菜々、緒方智絵里、島村卯月、本田未央)の新曲、そしてドラマパートが収録されるとのことだ。

イベント終了後、出口には2015年1月放送予定のアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の新規ビジュアル・キュートバージョンが掲出される心にくいサービスも。来年のアニメに向け、『アイドルマスター シンデレラガールズ』はますます盛り上がりを見せそうだ。

(C)BNGI/PROJECT CINDERELLA