ダスキンが運営するミスタードーナツが、夏に向けて期間限定商品を続々と発表している。暑さの厳しくなるこれからの季節に、「ミスタードーナツで涼む」ことができるようなメニューを提供していくという。特に注目なのは、鶏白湯(とりぱいたん)スープのアイスをのせた冷たい麺だ。同店初の試みという"アイスのせ冷麺"や、冷たい新食感スイーツなどを紹介していこう。

麺の上にアイスが!

麺はアイスをとかして2度おいしい

今回発表された夏季限定メニューは、「超・涼風麺 鶏白湯アイスのせ(仮)」(486円)、「2014 夏の新食感スイーツ(仮)」(561円,669円)、「フローズンパーラー」(345円)の3種類。中でも「超・涼風麺」は変わり種で、なんと冷たい麺の上に鶏白湯スープを凍らせたアイスがのっている。

「超・涼風麺 鶏白湯アイスのせ(仮)」は4月から販売されている「涼風麺」シリーズの新商品で、麺も同じものを使用している。提供時期は7月9日から9月上旬まで。なお、現在提供中の「涼風麺」は「冷やし坦々麺」「冷やしトマトジュレ麺」「冷やしゴマ野菜麺」の3種類で、すべて8月下旬に順次販売を終了する予定となっている。

「超・涼風麺 鶏白湯アイスのせ(仮)」

さて、机に運ばれてきた"アイスのせ冷麺"は、意外にも見た目に違和感はない。彩り豊かで涼しげな具と、透明なスープ、真っ白なアイスがさわやかに調和している印象だ。

スープはあっさりとした塩味でかすかにゆずが香り、細麺も喉ごしがよいので、食欲のない夏でもどんどん食べられそう。ネギや白ゴマ、ユズ皮のトッピングや、鶏肉にセロリやパプリカ、オクラといった豊富な具もうれしい。そして、最も気になるのはアイスである。

アイスをとかしながら食べる

あっさりしたゆず風味のスープで食べ始め、途中からアイスをとかして味を変化させながら食べるのが、同店おすすめの食べ方だ。アイスを崩してスープにとかしていくと、鶏白湯スープが具や麺に絡んで、また違った料理のような姿を見せる。一口食べて、味の変化に驚いた。口当たりがクリーミーになり、あっさりだけではない、優しい味わいが加わる。同店によると、開発時にはアイスとスープの塩分などのバランスに苦心したという。

食感が楽しいスイーツも

あわせて発表された「2014 夏の新食感スイーツ(仮)」は、ふわっとした食感が特徴的な冷たいスイーツだ。ミルク味のラクトアイスを、同商品専用に投入された機械で薄く柔らかくスライスし、アイスクリームでもかき氷でもない独特の食感を実現したという。

「マンゴー」「ストロベリー」「抹茶あずき」「チョコクランチ」(各561円)、「ミックス」(669円)の5種類があり、今回試食したのはマンゴーとストロベリーの両方を楽しめる「ミックス」。

2014 夏の新食感スイーツ(仮) 左からミックス、抹茶あずき、チョコクランチ

口に入れると、アイスが綿あめのようにふわっととろけた。対して、たっぷりのフルーツソースには果肉がゴロゴロと入っており、異なる食感を楽しめる。サンデーのような器には底までぎっしりとアイスとソースが詰まっており、ボリュームも満点だ。なお、販売期間は6月25日から8月下旬を予定している。

果肉がゴロゴロ

底までぎっしり詰まっている

5月14日に発売する「フローズンパーラー」は、練乳ソースをかけたかき氷の上に、ダイスカットのフローズンフルーツと練乳ソースをトッピングしたスイーツ。"練乳ソースとフルーツ"、"練乳ソースとフルーツとかき氷"のどちらの組み合わせも楽しむことができる。「フローズンパーラー 凍りイチゴ」と「フローズンパーラー 凍りパイン」の2種類があり、価格は各345円。なお、8月下旬までの販売となる。

フローズンパーラー 凍りイチゴ

フローズンパーラー 凍りパイン

暑くて食欲も減退しがちな夏。そんな時期にこそ食べたい限定メニューで、涼みに行ってみてはいかがだろうか。