ガジェット系のライターなんて仕事をやっていると、iPhoneケースを目にする機会が非常に多くなる。実用的なものからネタ系のものまで多種多様なのがiPhoneケースの魅力なのだけど、そんな中、ネタ方向に振り切れちゃったiPhoneケースに出会ってしまった。

バットマンが搭乗するバットモービルをモチーフにしたiPhoneケース『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』である。

もうね、コンセプトを聞いた瞬間に頭の中にクエスチョンマークが飛び交ったわけだけど、実物はそんな予想をはるかに超えてカッ飛んでいたのだ。ご覧いただきたい。こちらが『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』である。

iPhoneケース……? そう、iPhoneケースである

……これ、「バットモービルをモチーフにしたiPhoneケース」って呼んでいいんだろうか。むしろ、「iPhone収納機能を持ったバットモービル」なんじゃないの。どう見てもiPhoneケースであることよりもバットモービルであることを重視しているでしょ!

製品名は『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』だけど、何がクレイジーって、こんなのを企画してしまう担当者の発想力と、それを許しちゃうバンダイという会社の度量だろうと思ってしまうのである。ちなみに、今回バンダイよりお貸しいただいたものは、11月の発表時のものよりも実際の商品に近いサンプルとのこと。

かっこいい!

横から見てもかっこいい

フロントもかっこいい

リアもよくできている

いや、しかし、それにしてもよくできている。もう写真で見るだけでもわかると思うのだけど、細部の作り込みがハンパないのだ。こういうのってチープだと途端に"人気に便乗した感"が出ちゃってファンの反感を買ったりするのだけど、コイツに関してはその心配はまったくいらなそう。というか、コスト度外視でファンが作りましたと言われても信じてしまいそうなこだわりっぷりである。

で、そろそろこのへんでみなさんも気になってきていると思うのが、これにどうやってiPhoneを収納するの? という点だ。それは、裏返してみると一目瞭然。

こんな感じで、裏はしっかりiPhoneひとつが入るだけのスペースがあるのである。もちろん、ソフトケースではないので、このままだとiPhoneの出し入れはやりにくい。

分離!

こんな風に入ります

そこで『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』ではこんな風にフロントとリアが分離するようになっていて、iPhoneに挟みこむようにして装着するのである。うーん、よく考えられている。

ほどよい大きさ

手に持つとこれくらいのサイズ感。ちょっと小さめのミニ四駆くらいかな? 重さはそれなりだが、見た目ほどずっしりしているわけではなく、適度に軽量で持ちやすい。少なくとも持ち運びに苦になるほどではないだろう。こんな外観だけど、表面のボコボコが意外と手に吸い付いてきて、ホールド感もさほど悪くないのもポイントだ。ま、あまりグッと握るのは憚られるけどね。

さて、ここまでは前置き(!)。『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』が本当にすごいのはここからである。……続きを読む

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