キヤノンの「PIXUS MG7130」は、家庭向けインクジェット複合機「MG」シリーズのフラグシップモデルだ。外観や性能は2012年モデル「MG6330」とほとんど変わらないものの、スマートフォン/タブレット連携機能が大幅に強化され、使い勝手が向上している。

年末の風物詩、複合機レビュー4連発

■エプソンの新フラッグシップ「EP-976A3」の実力
■スマートフォン/タブレット連携を大幅強化したキヤノン「MG7130」
■無線LANも自動両面印刷も付いて8,000円以下の日本HP「HP ENVY4500」
■A3対応でクラウド機能が充実したブラザー「PRIVIO DCP-J4215N」

PIXUS MG7130

■主な仕様 [製品名] PIXUS MG7130 [インクシステム] 6色独立(染料:ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、グレー、顔料:ブラック) [プリント解像度] 最高9,600×2,400dpi [最小インク滴] 1pl [イメージセンサー] CIS(光学2,400×4,800dpi) [最大用紙サイズ] A4 [自動両面印刷] 対応 [FAX] なし [インタフェース] USB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、100BASE-TX対応有線LAN、メモリカードスロット [液晶モニタ] タッチ対応3.5型カラーTFT液晶 [本体サイズ/重量] W466×D369×H148mm/約8.2kg [大手量販店価格] 22,000円前後

本体デザインと基本性能は前モデルを踏襲

MG7130のボディサイズは幅466×奥行き369×高さ148mmで、重量は約8.2kg。前モデルのMG6330と形状やサイズは同じだが、重量が200gほど軽くなった。本体カラーについては、MG6330ではブラックをベースにアクセント色が異なる4モデルと、全面ホワイトの合計5色が用意されていたが、MG7130ではボディ全体がブラック / ホワイト / レッド / ブラウンの4色がラインナップされた。

外観的な特徴は、高さ14.8cmのロースタイルなボディだ。インク交換などメンテナンスのためにフロントカバーを開けても、高さは18.2cmしかない。そのぶんフットプリントがやや広めだが、高さが低いため存在感が(よい意味で)少なく、デスク上に配置してもあまり気にならなかった。

フロントカバーを開けても、高さはわずか18.2cm

インクカートリッジはフロントカバーを開けて交換。インク構成は、染料系がブラック / シアン / マゼンタ / イエロー / グレーの5種類で、顔料系はブラックの1種類

印刷時に排紙トレイが自動的に開く「スマートトレイ」を採用

前面に用意された2段の給紙カセット。上段には郵便はがきを最大40枚、下段にはA4普通紙を最大125枚セットできる

CD/DVD/BDレーベル印刷用のトレイは、上段カセットの底面に

続いて、インタフェース類とインク構成、タッチ液晶を備えた操作パネル周りを見ていく。