10月7日よりテレビ東京系で放送がスタートするTVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』第1話放送直前前夜祭が4日、東京の台場・Zepp DiverCityで開催され、OP&EDライブや國立幸ら出演声優によるトークショーが行われた。

左から、AiRI、佐藤拓也、國立幸、石川由依、BACK-ON(KENJI03、TEEDA、SHU、GORI)

『ガンダムビルドファイターズ』は、ガンダムのプラモデル「ガンプラ」同士を仮想のフィールド上で戦わせる競技「ガンプラバトル」を通して、歴代のさまざまな『ガンダム』作品のモビルスーツ(MS)たちがクロスオーバーする新しいコンセプトの『ガンダム』アニメ。物語の舞台は、「ガンプラ」が1980年代に一大ムーブメン卜を巻き起こしてから早幾年――第2次ガンプラブーム、そして「ガンプラバトル」が席巻している近未来で、ガンプラが主軸の作品となる。現在公開中のPVでは、歴代の『ガンダム』シリーズに登場したさまざまなモビルスーツ(MS)が登場したことで話題となり、これまでにない『ガンダム』シリーズに注目が集まっている。

主人公のイオリ・セイは、ガンプラを愛し、「ガンプラバトル」選手権世界大会への出場を夢見る、若きガンプラビルダー(製作者)。模型店の一人息子ということもあり、高いガンプラ製作能力を持つ彼だが、バトルの操縦には疎く、大会に出場しても初戦敗退を続けていた。そんな彼が、卓越したガンプラ操縦技術を持つ謎の少年・レイジと出会い、コンビを組んで世界大会に挑んでいく。

前夜祭では、まずは放送前の第1話が先行上映された。長崎健司監督はビデオメッセージで、「『ガンプラ』をモチーフにした作品なので、ガンプラバトルという形を選びました。ガンプラバトルでは強いMSのガンプラが勝つというわけではなく、使い方やカスタマイズで勝敗も変わってきます。熱血ありラブコメありの作品なので楽しみにしてください」と自信を覗かせていた。

上映後には、オープニングを担当するBACK-ONが「ニブンノイチ」を、エンディングを担当するAiRIが「Imagination > Reality」を生ライブで披露。BACK-ONのTEEDAは「(主題歌タイアップが決まって)メチャメチャテンション上がりました。僕らもガンダム世代だったので光栄です。楽曲はスポーティなイメージを大事に作りました」とコメント。AiRIは「Imagination > Reality」の2番に、本作の第1話を思わせるフレーズを入れ込んだエピソードを明かしていた。

トークコーナーでは、レイジ役の國立幸、コウサカ・チナ役の石川由依、ユウキ・タツヤ役の佐藤拓也ら声優陣が登場。國立は「できあがったものを見るのは初めてです。一話のセイの操縦の下手さにイライラして、誰よりも身を乗り出して見てしまいました」と興奮気味。石川が「戦闘シーンに迫力があってびっくりしました。『ガンダム』が好きな人ならピンとくる台詞がたくさんあるみたいで、よくアフレコスタジオがざわざわするんです」と現場の様子を語ると、佐藤は「(自分や中村悠一ら)男性陣は特にニヤニヤしてますね。ユウキは赤いザクに乗っているので、どんな存在になるか2話を楽しみにしてください」と、意味深な一言も。

途中では、イオリ・セイ役の小松未可子からのメッセージビデオも流され、「セイくんはガンプラが大好きで作るのも上手なんですが、操縦が下手。セイとレイジが出会ってどう変わっていくかが楽しみです。私がカスタマイズするならゴールドとかシルバーとかキラキラした色を入れてみたいです。皆さんも自分のアイディアでマイガンプラを作ってください!」と語っていた。

『ガンダムビルドファイターズ』は、ガンプラならではの組み立てや塗装でカスタマイズすることも魅力のひとつ。そこでこの日のステージでも、出演キャストとアーティスト陣による、オリジナルのガンダムカラーリングが披露された。國立は"コクリュウ"という自分の名前から連想して"黒い龍"をイメージしたデザインに。AiRIは、武器にマイクをあしらうなど、それぞれの個性を強調したMSに仕上がっていた。さらに、出演陣がカラーデザインしたガンダムのうち、何体かを再現したガンプラがステージに登場すると、大興奮する國立を中心に盛り上がりを見せた一同だった。

『ガンダムビルドファイターズ』は、テレビ東京系6局ネットにて10月7日夕方6:00より、BS11では10月13日夜7:00より放送がスタートする。

(C)創通・サンライズ・テレビ東京