第4世代Core iを搭載した、NEC「LaVie L LL850/MS」の魅力を当サイトで紹介したのは6月4日のこと。マルチタッチ対応のフルHD液晶や新しい無線LAN規格「IEEE802.11ac」の搭載など、ボリューム感たっぷりのマシンだが、これをWEB直販のNEC Directでカスタマイズしてさらにパワーアップさせるとどうなるのだろうか?

そこで今回は、Webオリジナルモデル「LaVie G タイプL」の“ほぼフル装備仕様”をレビューしよう。最新CPUを搭載した超軽量UltraBookに注目が集まっている中、あえて、ゆったり使えるフル装備の大型ノートPCの魅力を掘り起こしてみたい。

LaVie G タイプL (シャインレッド)

■[製品名] LaVie G タイプL (PC-GL277FFAY) テスト機の主な仕様 [CPU] Intel Core i7-4800MQ (2.7GHz) [チップセット] Mobile Intel HM87 Express [メモリ] PC3L-12800 16GB (8GB×2) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4600 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 15.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチパネル、IPS) [ストレージ] 32GB mSATA SSD、750GB SATA HDD [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [サイズ] W382×D270×H33.1mm [重量] 約3.0kg [バッテリ駆動時間] 約4.8時間 [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 206,010円 (構成例、7月1日時点キャンペーン適用)

艶やかながら落ち着きのあるシャインレッドに◎

LaVie LとLaVie G タイプLには4色のバリエーション、クリスタルブラック/ホワイト/ゴールド/レッドがあるが、今回テストしたのはWeb直販モデル限定色、目にも鮮やかな「シャインレッド」だ(+3,150円で選択可能)。光沢処理の施された赤いボディに、本体底面やキーボードの黒のコントラストが非常に美しい。

赤一色で退屈な印象になるのを防ぐためか、パームレスト部分には格子状のパターンをつけることで、色味に変化をつけている。クリアコーティングの中に格子模様が浮いているようにも見えるパームレストの美しさは必見だ。

光の当たりかた次第でツヤの出た革や飴細工のような表情を見せる天板のクリアコーティング

外観にアクセントを与える三角格子模様のパームレスト。写真で見ると平面的だが、見る角度によって色味が変化する

キーボードや本体底部の黒と上面の赤のコントラストが美しい。スピーカーグリル周りの巧みな処理に注目

シルバーのロゴで天板のデザインを引き締めている。黒よりも手脂が目立ちにくいのが◎

なお、基本的な設計は「LaVie L LL850/MS」一緒であるため、今回触れていないDraft 11ac対応無線LANや液晶の美しさといった部分は、先のレビューを参考にしてほしい。

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