2010年に登場したiPadの大ヒットにより、タブレット市場が大きく拡大し、各社がタブレット製品を多数投入するにいたった。現在のタブレットは、搭載OSによって、iOS搭載のiPadシリーズ、Androidタブレット、Windows 8タブレットの3種類に大別できる。その中でも、コンシューマー用途から業務分野まで幅広く対応できることで、普及がじわりと進んでいるのがWindows 8タブレットだ。

Windows 8の新UIはタッチパネル操作に最適化されているため、タブレットとの親和性が高い。今回は、日本HPから登場している10.1型Windows 8タブレット「HP ElitePad 900」(以下、ElitePad 900)を取り上げよう。

ElitePad 900はビジネス向けの製品であり、米軍の調達基準「MIL-STD-810G」をクリアするなど、高い堅牢性がウリの1つだ。さらに、拡張ジャケットやドッキングステーションなど専用オプションも充実しており、一般的なWindows 8タブレットに比べて拡張性が高い。用途に応じてオプションを組み合わせることで、さまざまなビジネスシーンに対応できることが魅力だ。

HP ElitePad 900

オプションの拡張ジャケット

オプションのドッキングステーション

■主な仕様 [CPU] Intel Atom Z2760(1.80GHz) [メモリ] 2GB LPDDR2 533MHz [ストレージ] 32GB / 64GB eMMC SSD(試用モデルは64GB) [ディスプレイ] 10.1型ワイド(1,280×800ドット、マルチタッチ対応) [本体サイズ/重量] W261×D178×H9.2mm/約630g [OS] Windows 8 / Windows 8 Pro(試用モデルはWindows 8 Pro) [直販価格] 69,300円より(2013年6月2日時点)

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