国産オンラインアクションゲームの金字塔となった「モンスターハンター フロンティア オンライン」。モンスターハンターシリーズとしては初のPC向け作品として2007年にサービスを開始して以来、幾度ものアップデートを重ねてきた大人気タイトルだが、最上位ランクとなる「G級」のクエストが4月17日に追加された。タイトルも「モンスターハンター フロンティアG」(以下MHF-G)に改められるなど、新作並みの規模を持つ大型アップデートとなっている。

マウスコンピューターのゲーマー向けブランド・G-Tuneでは、MHF-Gの正式リリースに合わせて、MHF-Gをストレスなく快適にプレイできるパフォーマンスを備え、ここでしか手に入らない特典が付いてくるMHF-G推奨PCを発売した。今回は、6万円を切る手頃な価格でMHF-Gの世界を存分に楽しめる「NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MH」(販売価格59,850円)の実機に触れ、その魅力に迫ってみよう。

G-Tuneのモンスターハンター フロンティアG推奨モデル「NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MH」と、BTOオプションで用意されるゲーマー向けディスプレイ「ProLite G2773HS」

推奨PCでしか手に入らないオリジナル武器の素材が付属

MHF-Gでは、これまで人気を集めてきたMHFの世界に、ハンターランク999を達成といった諸条件をクリアしたユーザーにのみ挑戦の権利が与えられる「G級クエスト」を追加。G級のハンターでないと出会えない新たなモンスターやステージ、そしてG級限定の武器や防具などが用意されており、MHFを極めたユーザーに向けた新要素が満載となっている。

MHF-G推奨PCには、装備の生産素材である「マグネストーン」がプレゼントされるイベントコードが同梱されている。このコードを、メゼポルタ広場にある特別イベントハウスで入力すると、マグネストーンを17個入手できる。

広場の「特別イベントハウス」で特典PC付属のイベントコードを入力すると、「マグネストーン」が手に入る

続いて武具工房へ行くと、オリジナルランスの「ポルトランスI【青】」(必要マグネストーン1個)や、オリジナル防具の「フィディ」シリーズ(頭・胴・腕・腰・脚で必要マグネストーンは各1個ずつ)などを生産することができる。

武具工房へ行くと、マグネストーンを素材としてポルトランスIなどのオリジナル装備を生産できる

特に、ポルトランスIは空中にいるモンスターにも届くほどの長いリーチが際立つ武器で、戦闘時に活躍するだけでなく、見た目も非常に特徴的な装備となっており、周囲のハンターから注目を集めることは間違いない。そのほか、このMHF-G推奨PCには回復アイテムなどの消耗品をセットにした「教官見習ネコの差し入れ」がもらえるコードも付属しており、オリジナル装備で差を付けたいヘビーユーザーにも、これからMHFを始めたいというビギナーにもうれしい内容となっている。

ポルトランスIとフィディシリーズの防具一式を装備したところ。ポルトランスIのリーチは「極長」で、滞空中のモンスターにも届くほど

MHF-G推奨スペックを上回る余裕の性能

NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MHは、5万円台という手の届き安い価格を実現しながらも、ゲーミングPCとして上位機種譲りのフィーチャーを多数備えている。

ケースは前面および側面のパネルにメッシュ素材を採用し、常時十分な量の空気を外部から取り入れられる構造となっている。前面には中央と下部の2カ所に大口径の吸気ファンを備え、発熱源となるグラフィックスカードとHDDを直接冷却。熱気は上部と背面にそれぞれ備えた排気ファンからケース外へと排出されるが、これらのファンはCPUのすぐ近くに搭載されているので、熱くなった空気がいつまでもケース内に滞留することなく、効率のいい冷却が可能となっている。

前面はメッシュ素材のパネルとなっており、2基の吸気ファンで新鮮な外気を取り込める

側面も大部分がメッシュパネル。内部には大型グラフィックスカードも搭載できる十分なスペースを確保した

背面のみならず上面にも排気ファンを搭載し、CPUなどの熱をケース内に滞留させずに排出する

ドライブベイの数は必要最低限に絞り込まれているが、そのスペースを利用して大型で発熱の大きなグラフィックスカードも、余裕を持って装着可能となっており、ケースの仕様としてはSLIにも対応。また、ベイ数が最低限とはいえ、2.5インチドライブと3.5インチドライブをそれぞれ2台ずつ搭載するスペースが確保されているので、容量とスピードを両立するSSD+HDDの構成も問題なく実現可能だ。

底面近くに3.5インチベイ×2基、2.5インチSSD搭載用スペース1基(左)、上面に同じくSSD用スペース1基(右)を備える

CPUはCore i3-3220(動作周波数3.30GHz)を搭載しており、標準状態でもMHF-Gのプレイには問題ないが、より負荷の高いゲームや、動画エンコードなど、ほかの目的にもPCを活用したいのであれば、BTOオプションでより高性能なCore i5/i7に変更も可能。最上位の選択肢としては、Core i7-3770K(動作周波数3.50GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.90GHz)が用意されている。

グラフィックスカードはNVIDIAのGeForce GTX 650で、MHF-Gの推奨スペックを大きく上回っているだけでなく、多くのゲームで標準以上のスムーズな動作が可能なレベルのグラフィックス性能を備えている。こちらも、さらに上位のスペックを求めるユーザーのためにGeForce GTX 660がオプションとして用意されている。

MHF-Gを十分快適に楽しめるGeForce GTX 650を搭載

ストレージは500GBのHDDが1台だが、より大容量のドライブへの変更やSSDの追加も可能。SSDのラインナップもインテル520の120/240/480GB、Samsung 840の120/250/500GB、Samsung 840 Proの256/512GBと豊富だ。パフォーマンス重視のユーザーならぜひSSDを追加しておきたい。

そのほか、こだわり派のためにインテル製ギガビットLANカード、水冷式CPUクーラーといったオプションが用意されている。さらに、将来より高性能なパーツへのアップグレードを予定しているユーザーは、700W、1000Wといった大容量の電源ユニットを選択することも可能だ。

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