PCパーツショップとしておなじみのツートップは、さまざまなショップPCも販売している。ハイスペックを追求するPCや、トーレーダー向けの「kabuパソ」などの個性的なモデルも展開するなか、高い技術力を活かした信頼性の高い部品構成でビジネスニーズに応える、オフィス用PC「WSS for ビジネス B シリーズ」も提供。拡張性の高いミニタワーモデルと、オフィスに置きやすい省スペースケースを採用したスリムモデルの2種類が展開されているが、今回は置き場所を選ばないスリムタイプを紹介しよう。

ツートップのオフィス向けデスクトップPC「WSS for ビジネス B シリーズ WSS-B75SL-E」

設置自由度が高く効率的なセパレート型スリムデスクトップ

オフィスに設置するPCとして、ノートPCを採用する企業が増えている。しかしノートPCの場合、故障したときや不具合が出たときは1台丸ごとアウトだ。その点、セパレート型のデスクトップPCなら、本体は不具合が出てもディスプレイやキーボードを残すことができるし、キーボードにお茶をこぼしたら、それだけ取り替えれば、すぐに仕事を続けることができる。

しかしフルタワーはもちろん、ミニタワー型でもデスクには置きづらい。一般的な事務机だと足下にも十分なスペースがあるわけではないから、どこか窮屈な思いをしながら使うことになる。そこでぜひ利用したいのが省スペースデスクトップPCだ。

「WSS for ビジネス B シリーズ」のスリムモデルは、本体サイズが高さ342×奥行き420×幅96mm。スタンドを利用して縦に置くこともできるし、付属のシールを脚にして横置きにすることもできる。机の上やデスクサイドに棚があるならば、そこに横置きで設置してもいいわけだ。机上に設置する場合も、横方向に余裕があるならば机の隅に、奥行き方向に余裕があるならばディスプレイの後ろに設置するなど自由度は高い。

縦置き用のスタンドと横置き用のシール脚が付属する

シール脚を取り付ける場所はケースにくぼみがつけてある

清潔感のある白いボディでオフィスにぴったり

一昔前は業務用PCというとグレーやベージュが多かったが、「WSS for ビジネス B シリーズ」は白いケースを採用している。表面はマットな質感で、指紋やホコリが目立つということもない。近代的なオフィスによくなじむ外観だ。

フロントパネルは左右に分れており、どちらも1度軽く押すと開くプッシュオープン式の扉がついている。左の扉を開くと光学式ドライブが、右の扉を開くとフロントインタフェースが現れる。

ケース左側には通気口が設けられている

フロントパネルは左右が別々に開く

フロントインタフェースはオーディオコネクタのほかに、USB 2.0ポート×2とUSB 3.0ポート×2が用意され、なかなか充実している。デスクトップPCの背面インタフェースは頻繁に脱着する機器を接続しづらいが、フロントにこれだけUSBポートがあれば安心だ。

背面にはPS/2ポート×2、HDMIポート×1、DVIポート×1、VGAポート×1、USB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×2、有線LANポート×1、オーディオポート類がある。映像出力ポートが3種類そろっているので、オフィスにある手持ちのディスプレイが利用できるのはもちろん、導入後の買い換えにも対応しやすい。

キーボードやマウスは標準では付属しない。必要ならばオプションとして追加することもできるが、すでにオフィスにあるものを利用したり、別途、一括で調達したものを利用することも可能だ。

フロントパネル内にはUSB 2.0ポート×2、USB 3.0ポート×2、オーディオポート類がある

背面にはPS/2ポート×2、HDMIポート×1、DVIポート×1、VGAポート×1、USB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×2、有線LANポート×1、オーディオポート類がある