東急東横線渋谷駅跡地を利用した期間限定イベントスペース「SHIBUYA ekiato」に28日、ユニクロのTシャツ専門ショップ「UT POP-UP! TYO」がオープンした。プレス向け内覧会も行われ、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏らが登壇した。

「UT POP-UP! TYO」内覧会に佐藤可士和氏(写真右から3人目)らも登壇

「UT POP-UP! TYO(ユーティーポップアップ トーキョー)」では、旧渋谷駅のプラットホームを活用し、1,000種類以上、1万2,000枚のTシャツが展示・販売される「世界最大のUTストア」に。世界に先駆けて新作Tシャツも100種類登場する。車止め付近の線路上に「UT」のディスプレイが出現するなど、ホームの構造を生かした会場となったのも特徴だ。

佐藤可士和氏、新アプリ「UT CAMERA」を実演!

会場には、撮影ブース「UT CAMERA SPOT」も設置。ユニクロは同ストアのオープンに合わせ、スマートフォンの動画アプリ「UT CAMERA」(iPhone版・Android版)をリリースしており、ダウンロードしてムービーを撮影・投稿すると、その場でUTオフィシャルサイトにアップロードされるという。会場の「UT CAMERA SPOT」で撮影された画像については、投稿後すぐに会場壁面に投影されるため、自分自身が「UT」のキャンペーンビジュアルの一部になったような感覚を楽しめる。

同ストアのプロジェクト・リーダーでもある佐藤可士和氏を招いての説明会でも、「UT CAMERA」のデモンストレーションが実施された。「UT」を着用したモデルを佐藤氏がiPhoneで撮影。その数分後、会場の壁面にモデルの画像が投影された。「ここで撮影大会もできるし、すごくおもしろいことがいろいろできると思います」と佐藤氏は述べた。なお、「UT CAMERA SPOT」で撮影した人向けに特典も用意されているとのこと。

佐藤氏が自ら「UT CAMERA」を実演する場面も

「この渋谷駅跡は、本当にいましか使えない場所。みんながびっくりするような『UT』のイベントをやりたいと考え、場所を探していたときにここの話が入ってきて、必ずここでやりたい! と思いました」と佐藤氏。東京を皮切りに、今後も世界各都市で「UT」のポップアップ・ストアが出現する予定だという。「『UT』では、Tシャツをメディアとしてとらえています。もう10年続けていますが、おそらく世界的にもこういうブランドは他になく、日本発のおもしろいブランドになっていると思います。今後も続々とおもしろいことをやっていくので、ぜひ期待してください」と佐藤氏は話していた。

「UT POP-UP! TYO」は4月7日までの期間限定で、オープン時間は各日とも12:00~21:00。なお、同ストアの他にも、渋谷駅直結のイベントスペース「SHIBUYA ekiato」では、5月6日までさまざまなイベントを開催する予定だ。

「UT POP-UP! TYO」で展示・販売されるTシャツ

「UT POP-UP! TYO」会場内の様子