3DMark Vantage v1.1.0(グラフ3~6)

FutureMark
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ここからは3Dテストを。最初は3DMark Vantage。グラフ3とグラフ4がOverallであるが、GeForce GTXではCPU TestにGPUサイドでPhysXを使うため、特にCPU性能が圧倒しており、これが3DMark Scoreにも影響している。とはいえ、Graphics Scoreを見てみると、GeForce GTX 650 Ti BOOSTはRadeon HD 7790よりもやや高速といった程度で、すごく高速という訳ではない。

グラフ5がGame Testにおける実フレームレートで、ことGame 1に関して言えばGTX 650 Ti BOOSTの性能はRadeon HD 7790と大して変わらないというのが正直なところ。ただGame Test 2ではそれなりの性能差を見せている。この性能差のつき方を見ると、シェーダの性能というよりはメモリ帯域の差がこれに繋がったのではないか?という気がする。

グラフ6はFeature Testの結果であるが、Test 2(COLOR FILL)とTest 5(GPU PARTICLE)を除くと一番高速なのがRadeon HD 7790という結果は、シェーダそのものの性能ではRadeon HD 7790の方が高速なことを示唆している。ただそれと総合性能はまた別、ということだろう。

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