「Mac定番ソフト十番勝負」、6回目は今では一般的になったデジカメの写真を整理するためのソフトウェアを比較してみよう。Macで写真整理ソフトにはiPhotoという非常に使いやすいソフトがある。様々な分類を自動的に行える点が魅力だ。対抗馬としてはGoogleのオンラインサービス「Picasa」を活用するためにリリースしているPicasa、そしてAdobeのPhotoshop Elements。このソフトは本来、写真、画像加工ソフトとして不動の地位を持つソフトだが、Elementsに付いている画像整理用のソフトAdobe Elements 11 Organaizerをメインにして比較してみよう。
標準添付で使いやすいiPhoto
Macを買うと最初から添付されていて、SDカードなどを挿入したときに自動的に起ち上がるのがiPhotoだ。読み込んだ写真を取り込み単位毎にイベントとして分類するだけでなく、写っている人の顔を認識したり、写真に貼り付けられたジオタグを元に撮影地で分類するなどの機能がある。iOS機器との連携、iCloudやその他のSNSとの連携も可能だ。Macと共に使うにはやはり便利と言えるだろう。
Googleサービスとの連携が便利なPicasa
Googleの画像共有サービス「Picasa」用のクライアントソフトで、ダウンロードして無料で利用できる。デバイスの写真を取り込んだりiPhotoの写真を読み込むだけでなく、Macの中にあるすべての画像を読み込んで整理できるのが特徴。顔認識、ジオタグ対応の他、画像にタグをつけて整理したりすることもできる。Google+でアルバム共有も可能だ。Google+を活動拠点にしている人にはお勧めだ。
画像加工機能が強力なPhotoshop Elements
Adobe Photoshopはご存知の通り、画像加工ソフトの雄。Photoshop Elements(以下Elements)はその機能を2~3世代ほどあとから追いかけていく入門用画像加工ソフトとして有名だ。このElementsをインストールすると同時に写真整理ソフトであるAdobe Elements 11 Organaizer(以下Organaizer)もインストールされる。こちらも基本的なイベント別の分類の他、人物、場所などでの分類が可能だ。