待望のExtreme Edition新モデル

Intelのデスクトップ向けハイエンドCPUが1年ぶりに更新。LGA2011向けの「Core i7-3970X Extreme Edition」が発売されたもので、従来の3960Xに比べ、動作クロックが向上している。価格は86,000円~89,000円前後。

新発売の「Core i7-3970X Extreme Edition」。CPUクーラーは付属しない

製品パッケージは従来通り。sSpecは「SR0WR」となっていた

今年4月に、LGA1155向けでは22nmプロセスの「Ivy Bridge」への世代交代が行われたものの、ウルトラハイエンドのLGA2011向けは、これまで「Sandy Bridge-E」のままだった。だが、新製品3970Xの製造プロセスは32nmで、従来コアのまま、動作クロックが3.30GHz/3.90GHz(定格/ターボ時)から3.50GHz/4.00GHz(同)へと高速化された模様だ。

コア数(6)、スレッド数(12)、キャッシュ容量(15MB)などのスペックは従来モデルと同じ。ただ、動作クロックの向上に伴い、TDPは130Wから150Wへと増加しており、CPUクーラー等、冷却には注意したいところだ。

3960Xの登場からすでに1年。事実上、競合製品がないとはいえ、Intelとしても、さすがにそろそろ新製品を投入しないわけにはいかなかったのだろうが、そこで従来コアの3970Xが出てきたところを見ると、Ivy BridgeベースのCore i7 Extreme Editionは当面出ないと考えた方が良いかもしれない。

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