人通りも少ない路地裏にありながら、ここでしか食べられない味と楽しさを求めるお客で連日にぎわっている「城ヶ島マグロマート」(東京都中野区)。店名から想像できる通り、マグロ料理の専門店である。

地下鉄中野富士見町駅から徒歩5分強。表通りから一本入った場所にある「城ケ島マグロマート」。最初は看板もなく、少しずつお金をかけてブラッシュアップさせてきた。12坪17席

注文率100%のメニューとは

とにかくマグロに徹底してこだわり、メニューすべてにマグロを使用する。注文率100%の一番人気は、マグロの3つの部位を組み込んだ「マグロ箱」(500円)。中トロを基本に、ホホ肉や脳天、ハラミといった珍しい部位を組み合わせる刺身盛り合わせだ。そのまま生で食べてもよいし、卓上の焼き台で焼いて食べることもできる。そのボリュームは実に1人前150g! これだけの部位が入ってこの価格とは。スーパーでもなかなかお目にかかれない安さである。

注文率100%の人気商品「マグロ箱」(500円)。中トロに加え、写真中央の脳天、ホホ肉など珍しい部位を組み込んだマグロの3点盛り。そのままはもちろん、卓上の焼き台で焼いてもよし。塩やおろしワサビ、刻みワサビを加え、好みの味付けで食べられる

注目したいのは、神奈川・城ヶ島より直送の極上マグロを使っている点。以前通っていた店で仕入れ先のマグロ業者を聞き、直談判して仕入れられるようになったという素材。業者の協力があってこそ実現できた価格だという。

その他のメニューもマグロ尽くし。「中落ちの塊」は、脂ののったマグロの中落ちを各自スプーンでこそげて食べるというユニークな商品。1gあたり2円とこちらも激安だ。メニューは全部で約15種類を揃え、随時入れ替えている。マグロ料理に絞り、かつ定番メニューは面白くないということで外しており、すべてがオリジナルの創作料理。オーナーの平島瑠尉さんも、「お客さんも『マグロなのにこれ!? 』といって驚いてくれます」とお客の反応に手応えを感じている。

1g2円の「中落ちの塊」(写真は400gで800円相当)。脂ののった中落ち部分を、各自スプーンでこそげとって食べる。残った骨や筋は、スタッフが生姜醤油で煮込んでくれるので二度おいしい

マグロの中落ちをアレンジした「マグロカナッペ」(450円)。ドライトマトのペーストを加え、イタリアン風に仕上げている