音楽プロデューサーで作詞・作曲家である梶浦由記のソロプロジェクト「梶浦由記/FictionJunction」が、6月29日から7月2日までの4日間、米ロサンゼルスのロサンゼルス・コンべンション・センターで開催されている北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2012」に公式ゲストとして招待され、30日には、5,000人の前でメインイベントとなる2時間にわたるライブを行った。

「Anime Expo 2012」でライブを行った梶浦由記とFictionJunctionのメンバー　拡大画像を見る

同イベントは、1992年から毎年開催しているアニメコンベンションで、今年で20年目を迎えた。昨年は12万5,000人が来場するなど、ビッグイベントとなっている。日本でも、一昨年にAKB48が、昨年はKalafinaが同イベントの公式ゲストとして招待され、ライブを行った。過去にモーニング娘。や中川翔子らがライブゲストとして出演している。また、同イベントには、声優やアニメクリエーターたちも多くゲストで呼ばれるなど、その認知度は日本でも広がっている。

そして、今年は2003年に公式ゲストとして呼ばれて以来、2回目の出演となる梶浦由記が、公式ゲストとして招待され、「日本でやっている生を現地の方に聞いていただく」という趣旨で、「Yuki Kajiura LIVE」ではお馴染みのサポートバンドと歌姫4人を伴っての本格的出演となった。

梶浦は、「大好きな歌い手さん、プレイヤーさんたちと同じステージに立てるライブは、私にとって楽しみであると同時に最大の贅沢でもあります。今回、その贅沢な時間をロサンゼルス『Anime Expo 2012』にて再び持てる事となりました。自慢のメンバーと共に奏でるYuki Kajiura音楽の一時を、ご参加下さる皆様にお楽しみいただけることを願ってやみません」と、出発前から喜びと同時に気合が入っていた。

28日に到着した梶浦ら一行は、さっそく、レッドカーペットにトリで登場し、続くオープニングセレモニーでは、喜びのコメントとともにに、梶浦がダルマに目を入れて、成功を祈願した。前夜祭となるこの日には、NBA『ロサンゼルスレイカーズ』の本拠地であるステイプルズセンターに隣接し、アニフェスのメイン会場である『ロサンゼルス・コンべンション・センター』で、レッドカーペットとオープニングセレモニーが華々しく行われた。

5,000人が集まった会場では、名前がコールされ、レッドカーペットをゲストたちが通るたびに大歓声が上がる。オーナーゲストたちのトリとして、司会者のDanny Chooから「Yuki Kajiura／FictionJunction」とコールされると、最大の歓声が上がり、スタンディングの拍手で迎えられる中、梶浦由記と、KAORI、KEIKO、WAKANA、YURIKO KAIDAの4人。それにバンドメンバーである是永巧一、佐藤強一、高橋"Jr."知治、今野均、大平佳男ら、総勢10人がレッドカーペットに登場した。

梶浦は「ずっとこの場所に来るのを楽しみにしていました。明後日は最高のパフォーマンスをすることを約束します。是非、皆さんコンサートに来て下さい。お待ちしています。一緒にアニメエキスポを楽しみましょう!!」と、大歓声の中、英語で語りかけるように静かにアピールした……続きを読む。