ついにNECのUltrabook「LaVie Z」が正式に発表された。2012年5月の開発表明以来、CPUや画面解像度といった一部仕様の公開や、報道陣向けの展示会などで情報が小出しに提供されてきたため、早く全容を明らかにしてほしいと、やきもきしていた人も多いのではないだろうか。

すでにCPUにIntel Core i7-3517U(1.90GHz)を搭載した「LZ750/HS」とIntel Core i5-3317U(1.70GHz)を搭載した「LZ550/HS」の2モデルをラインナップすることと、画面解像度が1,600×900ドットになることが明かされていたが、今回の発表によって、最も注目を集めるだろう重量を含めた詳細なスペックが公開された。

筐体に新素材の「マグネシウムリチウム合金」を採用した本体の重量は、当初発表されていた「999g以下」の見込みを大きく下回る約875g。13.3型ディスプレイを搭載したモデルどころか、11.6型クラスのUltrabookと比べても圧倒的に軽い。

発売は8月中旬予定とまだ先になるが、一足お先に評価版の試用機として上位モデルの「LZ750/HS」に触れることができたので、外観や性能面まで含めて早速レビューをしていこう。

「LaVie Z」

■主な仕様   [製品名]  LaVie Z LZ750/HS    [CPU]  Intel Core i7-3517U(1.9GHz)    [チップセット] Mobile Intel UM77 Express    [メモリ]  PC3-12800 4GB    [ストレージ]  約256GB SSD    [グラフィックス]  Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)    [ディスプレイ]  13.3型ワイド(1,600×900ドット)    [サイズ/重量]  W313×D209×H14.9mm/約875g    [バッテリタイプ/駆動時間]  リチウムイオン/最大8.1時間    [OS]  Windows 7 Home Premium SP1 64bit版    [店頭想定価格]  165,000円前後   
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