【レポート】
COMPUTEX TAIPEIが開幕した。筆者は例年、1本目の記事はなぜかVIA Technologiesの場合が多いのだが、そういうわけで今年も初日の記事はVIAでスタートだ。
COMPUTEXのメイン会場が南港展覧館に移った後も、同社は従来通り市内中心部のTICCにブースを設けていたが、今年初めて南港展覧館に出展。ほかのPC関連メーカーと同じように、ブースでは来場者向けのショーも行われるなど、今年はより一般にアピールした内容になっている。ちなみに場所はIntelブースの隣だ。
まず注目したいのは、新フォームファクタ「Neo-ITX」のマザーボード「APC MZM87I」である。Neo-ITXの基板サイズは、17×8.5cmと、ちょうどMini-ITXを半分にした形だが、基板の固定穴には互換性があり、従来のMini-ITXケースがそのまま利用できる。
プロセッサには、WonderMedia製のARM SoC「PRIZM WM8750」を採用。このSoCには、800MHzのARM 11コアのほか、OpenGL-ES 2.0準拠のグラフィックスコア、ビデオデコーダ/エンコーダ、DDR2/DDR3メモリインタフェース、各種I/Oなどが統合されており、1チップでPCの主要機能をカバーする。
基板には、512MBのDDR3メモリ、2GBのNANDフラッシュを搭載。バックパネルには、HDMI、VGA、USB2.0×4、100M LAN、オーディオ、マイクロSDスロットなどが用意される。ボードの消費電力は最大13.5W。電源はDC 9Vで、小型ACアダプタも付属する。
OSはAndroid 2.3を採用。ブラウザ、メーラー、メディアプレイヤーなどの各種アプリケーションとともにプリインストールされており、ユーザーは購入してすぐに利用できる。価格は49ドルで、7月に出荷を開始する予定。リテール向けにも発売され、オンラインサイトからの注文も可能だという。
IntelのAtomの登場により、同社のMini-ITXマザーボードは価格的に対抗できなくなり、自作PC市場での存在感が低下。ほとんど店頭で同社製のマザーボードを見かけることがなくなってしまったが、超低価格PCの投入によって巻き返しなるか。
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