AKB48チームAメンバーの多田愛佳

アイドルグループ「AKB48」で「渡り廊下走り隊7」の菊地あやかと仲川遥香が出演した山田悠介原作の映画『×ゲーム』(2010年製作)の続編となる映画『×ゲーム2』で初主演を務めた、同メンバーの多田愛佳に話を聞いた。

同作は、幼い頃にイジメを受けた何者かが、加害者に死の鉄ついを下す様を描くスプラッター・サスペンス。前作の壮絶なテーマを引き継ぎながらも、日本社会が抱える闇をあぶりだす。多田が演じる女子高生・美鈴は、何者かの陰謀により学校の教室に閉じ込められてしまうのだが、その教室には美鈴のほかに4人が捕らえられていた。彼らは強制的に授業を受けることになり、質問に答えられなかったものには壮絶な罰ゲームが待っている。劇中で描かれる罰ゲームはその残虐性から、拷問と言い換えることができそうなほどグロテスクで血まみれだ。

夜は豆電球をつけていないと眠れないほどの怖がりという多田だが「貞子系は苦手だけれど、この作品のようなグロイ系は平気。意外と大丈夫でした」と撮影には楽しんで参加。しかも今回は初主演作となる。「映画の主役というと、凄く立派な人しかなれないようなイメージがあるので、こんな私がやっていいものなのかとのプレッシャーがありましたね」と振り返る。映画は終始残酷性と緊張感漂う雰囲気があるが、撮影現場は明るく、劇中では対立する設定のキャストたちともすぐに打ち解けることができた。

2月にAKB48を脱退した平嶋夏海も出演している

演じる美鈴は出題される国語や数学の問題をスラスラと解いていくが、実際の多田は「全教科ダメですね。特に数学は苦手で、小学校2年生くらいの算数の時点でつまずいた」と苦笑い。その反動か、賢い人には憧れがあるそうで「ツアーの本番前に学校の宿題をやっていたら、漢字の読み書きを教えてくれたことがある」とAKB48メンバーの倉持明日香を崇拝している。

AKB48メンバーたちの個別の活動に刺激され、自身も「ドラマや映画で女優として演技をしてみたい」と思うようになったという。ライバルは自分自身で「他者のライバルを作るのではなく、自分自身と戦いながら、自分磨きをしていきたい」と話す。多田は現在17歳で、高校3年生。ファンからはツンデレキャラと思われているそうだが「それはあまりにも子供っぽ過ぎるので、早く大人になりたい。大人の響きのある魔性の女が憧れ。18歳までには魔性の女になっていたい」と宣言する。女優としても新たな面の開拓に興味があり「メンタル的に追い詰められるボサボサの根暗キャラを演じて、イジメられたいですね」と一風変わった願望を吐露した。

映画『×ゲーム2』はユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて全国公開中

関連記事
AKB48の多田愛佳、さらっと過激発言「鉛筆削りに小森美果ちゃんの指を…」 (2012/04/23)
渡り廊下走り隊の多田と平嶋が監禁! 映画『×ゲーム2』2012年春に公開 (2011/12/12)
渡り廊下走り隊7「美尻を押していきたい」と"お尻隊"に改名宣言?(2012/04/15)
渡辺麻友、実はおしりフェチ!? - 「プリプリしてて大好き!」 (2012/04/05)