2月9日より神奈川・パシフィコ横浜で開催されているカメラの展示会「CP+2012」。パナソニックブースでは、1月末に発表した「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクト機やミラーレス一眼を使ったモデル撮影や、カネボウ化粧品「コフレドール」とコラボした「DMC-FX80」のデジタルメイク機能「ビューティレタッチ」を体験できるコーナーなどが用意されている。

パナソニックでは、この春10機種近くもの「LUMIX」新モデルを発売するが、薄型20倍ズーム機やレタッチ機能搭載機、3D撮影対応のWレンズ搭載機など、各製品とも特徴的だ。同社のブースでは、この多彩な新モデルをズラリと展示。ブースを広々と占有するモデル撮影ゾーンも設けられており、実際に手に取ってテスト撮影が行えるようになっている。

1月末に発表されたばかりのコンパクト機をはじめ、現行ラインナップがズラリと並べられている

メインフロアでは、最新機種を手に取ってモデル撮影が行える

20倍ズームレンズを搭載する「旅カメラ」シリーズ新モデルの「DMC-TZ30」。レンズを格納すると厚さ28.2mmのスリムサイズで、ポケットにもスッポリ入る

また、昨年に発表済みのWi-Fi対応機「DMC-FX90」のワイヤレス操作・画像転送や、3D対応ビデオカメラで撮影した映像の視聴エリアなど、体験型コーナーも数多く用意。

中でも、「DMC-FX80」に搭載された「ビューティレタッチ」機能の体験型コーナーがひときわ目立っている。同機能は、カネボウ化粧品の人気コスメブランド「コフレドール」とコラボレーションしたものだ。カネボウの協力により、「リップ」「チーク」「アイシャドウ」などのメイクアップやファンデーションを塗ったように加工できるベースメイクはもちろん、極め付けは顔のラインをスッキリさせる「シェイプアップ」や口角を上げる加工まで行えてしまう(場合によっては、もはや別人のレベルまで加工できてしまうかもしれない……)。

このビューティレタッチ機能の体験コーナーでは、単に同機能を体験できるだけでなく、カネボウの担当者に「コフレドール」を使用した実際のメイクも行ってもらえる。

「DMC-FX90」をワイヤレスで操作しているところ

3D撮影もその場で体験可能

「DMC-FX80」の「ビューティレタッチ」機能体験コーナー

ビューティレタッチのメニュー画面

写真は一人の場合だが、複数名いる場合は対象者を選択する

「ベースメイク」はファンデーションを塗ったような効果を付加

こちらは「エステレタッチ」モードの「シェイプアップ」。頬からアゴにかけてのラインを変更できる

同じくエステレタッチの「デカ目」。5段階目に設定すると、効果がはっきりと分かる

加工前後を比較できる。「適用後」は上記のエステレタッチを軒並み適用したもの。目の大きさや頬のほっそりした具合など、もはや別人レベル……

細かい設定はどうも……というユーザー向けには「ワンタッチメイク」モードも用意。「SWEET」「COOL」などのタイプを選んで、加工度合を変更するだけのラクチン操作

自分を被写体にした写真でビューティレタッチを楽しめるほか、カネボウの担当者に実際にメイクもしてもらえる

出来上がった写真は、雑誌の表紙に合成してもらえる。この写真はパナソニックの社員の方とのことだ

このほかにも、「LUMIX」シリーズのミラーレス一眼モデル向け展示も充実。「Lens Bar」と名付けられたスペースが用意されており、「DMC-GF」シリーズなどのミラーレス一眼に同社のマイクロフォーサーズレンズを付け替えることができる。

自由にレンズを付け替えられる「Lens Bar」

電動ズームレンズのスケルトン仕様のものも展示

動画(クリックすると別ウィンドウで開きます)
電動ズームレンズのズーム時の様子(再生時間約5秒、ファイルサイズ3.0MB)
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