演技することの魅力
――映画ならではの苦労ってありましたか? お化け役ということもありましたし……
藤江「本当に大変でしたね(笑)。縁切り様のシーンは全部ブルーバックでやったんですよ。周りに誰もいないし何もないんです。だからそれをうまく自分のなかで想像しながら演技したんです」
――初主演でいきなりハードル高いですね(笑)
藤江「そうなんです。合成のシーンが多かったったので、ほとんどの共演者の方とお会いしたのも、舞台挨拶のときで(笑)。こういうエピソードがあったよね~! っていう話をするんですけど、全然わかんなくて」
――今回主演をしたことで、自分のなかで成長したなって思うことはありますか?
藤江「今回こういう役で主演をさせていただいたことで、自分自身でもステップアップしてるなっていうのが実感できるんです。ファンのみなさんにも今までで1番よかったんじゃない? って言ってもらえて……。私、今もそうなんですけど、演技が凄い下手だったんです。監督さんからいろいろ指導を受けて、徐々に改善してきているのをファンのみなさんも感じてくれているんだと思います。作品を観て泣いたって言われたときは本当に嬉しかった!」
――藤江さんにとって演技することの魅力ってなんですか?
藤江「やっぱり自分自身とはまったく違うキャラになれることだと思います。マネキンだったり、お化けだったり(笑)。人間でいうとギャルだったり、まじめなメガネかけてるような女の子の役だったり。ギャル役をやったときはファンのみなさんから不評で(笑)。イメージと違うって」
――あはは。ちなみにギャル役のときはどういった演技の勉強をしたんですか? 例えばギャルに取材して研究したとか
藤江「あはは。そこまではやってないです。AKBのメンバーだとともちんが1番見た目はギャルっぽいけど中身は乙女なので……。周りにギャルがいないから大変でした」
――お化け役って演技も大変だと思うんですが、どうやってイメージを作り上げていったんでしょう
藤江「苦労しました(笑)。監督さんに動きをカクカクにしてみたらお化けっぽくなるんじゃない? って言われて、やってみたり。完成記念イベントのときにメイキングを少し流したんですけど、私がカクカクやってるシーンで、ファンのみなさんがみんな大爆笑しちゃって(笑)。ここ笑うとこじゃないんだけど! みたいな」
――目標とする女優さんはいらっしゃいますか
藤江「好きな女優さんは香里奈さん。もともとモデルさんですし、バラエティにもたまに出てるし、すごくマルチに活躍していらっしゃって。あとは吉高由里子さんとか。私も今MCの勉強中なので、いろいろなジャンルで活躍できたらいいなと思います」
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