【レポート】
モーターサイクルショーにはバイクメーカーだけでなく、たくさんのバイク関連用品、パーツメーカーも出展している。とてもすべては報告できないが、目についたブースをいくつか紹介しよう。
今年の4月から新騒音規制が始まる。交換マフラーについても加速走行騒音の規制が適応されるというもの。4月から生産されるバイクやクルマに対する規制のため、まだパーツメーカーレベルでは動きが少ないが、「ヨシムラ」はすでに対応製品を展示していた。
新騒音規制では加速状態での騒音が問題になる。4気筒などのマルチエンジンは比較的問題が少ないのだが、大排気量のシングルやツインは強いパルスがあり、これを抑え込むのがけっこう大変だとのこと。また、騒音の測定場所の確保も大変なのだが、現在は多くのアフターパーツメーカーが協力して、定期的に同じ場所で試験を行なっているのだという。各メーカーの努力に期待したい。
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ヨシムラの新騒音規制に対応したマフラーを装着したAPE |
ヨシムラの新製品はインジェクションのSR400に対応したスリップオンマフラー |
ヨシムラのマフラーを装着したSR400。クラシカルなスタイルがいい感じ |
サスペンションの「オーリンズ(OHLINS)」では、モンキー専用サスペンションを開発。今まではビッグバイク用のサスペンションをカスタマイズしてモンキーに使用していたのだが、今回、専用サスペンションが登場した。標準に近いスタンダード用とロングスイングアーム対応の2モデルが販売される。またオーリンズは、サスペンションなどの性能をフルに発揮するための電子制御システム「オーリンズ EC システム」を開発中だ。フロントフォークやプリロードアジャスターなど、車体全体のサスを電子制御するという。
モンキーのチューニングといえば、「スペシャルパーツ武川」を忘れるわけにはいかない。すでにインジェクション車用のボアアップキットまで発売されており、ブースにはきれいにカスタムされたモンキーが置かれていた。
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メカ満載の「スペシャルパーツ武川」のブース。好きな人は何時間いても飽きない |
タンクこそノーマルだが、エンジンからサスペンションまで手の入ったモンキー |
インジェクションはジェットではなく、コンピューターでセッティングを出す |
「クレバーライト(CLEVERLIGHT )」はWebを中心とした用品店。WebショップならではのロープライスでHIDキットを提供する。バイクに装着しやすい超薄型バラストは10000円前後の価格設定で、すでに3万キットの販売実績があるという。ブースではHIDキットのほか、コストパフォーマンス抜群のラップタイマーやタイヤウォーマーなど、サーキット走行を楽しむ人たちに便利な製品が展示されていた。
非常に専門的なブースもあった。「GMDコンピュートラック」は、三角測量を基にして開発された3次元計測機を使って車体を計測し、フレームやスイングアームの歪みを測定する。マシンの異常だけでなく、ハンドリングのクセなどがわかり、そのデータをセッティングやカスタムに役立てて理想のバイクに仕上げていけるという。
「ミツバサンコーワ」のブースでは、スライド挿入式でETCカードを簡単にセットできるアンテナ一体型ETC車載器を展示していた。明るいLED照明で日中での視認性が高くなっているだけではなく、カード挿入部分にウエルカム照明が採用され、夜間のカード挿入がしやすくなっている。ほかにも、ブレーキとスロットルを同時にロックする「ガードロック・バイスガード」や、業界で初めて警報機能が付いたバッテリーメンテナンス&チャージャーが展示されていた。このメンテナンス&チャージャーは0.5秒おきにバッテリーの状態をチェックするため、6カ月間接続したままでもバッテリーは大丈夫だという。
マルチファンクションデジタルメーターを展開する「エースウェル(ACEWELL)」は、人気のラインアップに加え、最新モデル「ACE-4000シリーズ」を展示していた。これはデジタル制御の針式タコメーターまで装備したハイグレード多機能メーター。液晶表示のバーグラフタコメーターと比べ、大幅に視認性が上がっているのが特長だ。ボディはアルミ削り出しとなっている。
パーツから用品に至るまで多くのブランドを扱う「サインハウス(SYGN HOUSE)」。今回モーターサイクルショーでのイチオシは、Bluetoothを使ったインカム「B+COM(ビーコム)」だ。ヘルメットに簡単に取り付けられるヘッドセットだが、これ自体が本体になっているため煩わしいコードなどがないのが特長だ。3ch+マルチプル1chで、携帯電話の通話、音楽、インカムとしての通話が楽しめる。また、専用モジュールを介すことでグループ通話が可能となるシステムを現在開発中とのこと。そのモジュールやヘッドセットなどが参考展示されていた。
会場で異彩を放つのは、「イナバ物置」のブースだ。もちろん物置ではなく、バイクガレージを展示している。バイク盗難の増加が問題になっているが、バイク用のガレージの需要もそれに伴ってい増えている。数年前に数点のバリエーションで始まったイナバのバイクガレージは、今年は27バリエーションにも増えたとのこと。また、初期には防犯が主な需要だったが、最近ではメンテナンス性を重視するユーザーが増え、大きなサイズのものが追加されているとのこと。現在、6畳弱の広さのものまである。人気は大型バイクが2台収まる「FX-2230S」や「FX-2234S」だが、今年はさらに大きなサイズに人気が移るかもしれないとのこと。
といっても、土地のない人にはガレージも建てられない。そこで会場でも人だかりだったのは「東亜製作所」の「moto CUBIC」だ。設置に2.5m×1.0mのスペースしか使用しないコンパクトなバイクガレージ。2.5mというのは、一般的なクルマ用駐車場の横幅に合わせてある。つまり、普通の駐車場にクルマとバイクガレージの両方が置けることになる。バイクの出し入れは回転式スロープで簡単スムーズ。切り返してバイクを詰め込む苦労はない。さらにトビラは上に開く方式なので、ルーフ代わりにも使えるという優れものだ。実によく考えてある。
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