プロ野球選手は、日本各地のグルメにも詳しいのだ

2月はプロ野球キャンプの季節だ。福岡ソフトバンクホークスは、王貞治球団会長が2年ぶりに春季キャンプを視察し、キャンプ地である宮崎・生目の杜は例年以上の期待感で溢れていた。昨年は最下位から3位に浮上し、クライマックスシリーズにも進出。今季は戦力補強こそ、ほとんどなかったものの、現有戦力の底上げで2003年以来7年ぶりの優勝、日本一を狙う。同球団にとって2月はまさに「野球漬け」の1カ月となった。

そんな中、監督、コーチ、選手たちが最もリラックスする瞬間の1つが、自分自身の胃袋を満たす時。北は北海道、西は福岡まで、日本各地のグルメを食べ尽くしているプロ野球選手たちは、一体どんな店を選んでいるのだろうか。今回はキャンプ地宮崎に限定し、選手オススメのグルメを紹介する。宮崎と言えば地鶏、宮崎牛だが、定番以外にもあんな店、こんな店があるのだ。

川崎宗則内野手オススメ「光辰」

店舗外観

光辰」は宮崎の郷土料理が楽しめる店。日向灘でとれた新鮮な魚貝類、宮崎牛や地鶏など、厳選した食材を盛り込んだ料理の数々が自慢だ。また、野菜も地産地消が基本といい、地元素材にこだわっている。

ランチは気軽にいただける松花堂弁当、ディナーは懐石コースも用意するが、川崎選手のオキニリは「チキン南蛮」。詳しくは企業秘密だが、ソースに加える玉子にひと手間食らえるのがおいしさのポイントとのこと。他に「黒豚のしゃぶしゃぶ」(1人前4.000円)も川崎選手のお気に入り。こちらの豚肉は宮崎・都城の黒豚を使用している。店舗情報は同店オフィシャルサイトへ。

川崎選手オススメの「チキン南蛮」(850円)

こちらも川崎選手が必ずオーダーするという「黒豚のしゃぶしゃぶ」(1人前4.000円)

「馬刺し」(2,000円)

「日向地鶏せせりの炭焼き」(800円)

「チキン南蛮が好き」 / 川崎宗則内野手

「チキン南蛮が最高ですよ。以前のおかみさんが鹿児島の人で、宮崎での自主トレの時にも『おかあさ~ん』といいながらおじゃましていましたよ(川崎選手は鹿児島出身)」

内野手・川崎宗則選手(崎は山へんに立・可)。1981年6月3日生まれ。179cm / 74kg 鹿児島県出身

杉内俊哉投手オススメの「地鶏家 みやこんじょ」と「おらが村」

地鶏やチキン南蛮といった鶏料理が売り物の「地鶏家 みやこんじょ」。地鶏は「綾地鶏」を使用して炭火で焼き、無農薬栽培のニラと一緒にいただくのがオススメなのだとか。綾地鶏は非常にやわらかいので、ぜひ味わってみてほしい。

「綾地鶏特選」(1人前1.580円)

「チキン南蛮」(850円)

住所: 宮崎県宮崎市橘通西3-8-7 オアシスビル1F
TEL: 0985-31-7226

次は鍋料理が看板メニューという「おらが村」。特に「鶏鍋」(小鉢、水炊き、雑炊付きで1人前2,000円)が人気で、鶏は提携農家の専用飼料で育った安全な鶏を使用。地産地消にこだわり、宮崎県の特定JAS規格をクリアしたものだけを使っています。鶏鍋にはミンチ肉を用いるが、本来は刺身で食べる新鮮な肉を使用している。杉内選手は「レバ刺し」(800円)も大好物。

「鶏鍋」(小鉢、水炊き、雑炊付きで1人前2,000円)

「レバ刺し」(800円)

住所: 宮崎県宮崎市清水2-9-31
TEL: 0985-28-1460

「どちらもキャンプ中は欠かせない店! 」/ 杉内俊哉投手

「『オススメのお店を教えて』と言われてこの2店が真っ先に浮かびました。『みやこんじょ』は記者の方に連れて行ってもらい、知りました。『おらが村』は元チームメートに紹介されました。ここは鶏鍋が有名だけど、レバ刺しも新鮮でおいしい!」

投手・杉内俊哉選手。1980年10月30日生まれ。175cm / 82kg 福岡県出身