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「通話時間は減らしたくないけれど、携帯料金は少しでも安くしたい」。そんな方のために各社の料金プラン、割引サービスを紹介します。メールのやり取りがめちゃくちゃ多い、パケット代が高い、彼氏、彼女との電話代がかさんでしまう。ドコモ、au、ソフトバンク会社ごとに、こうした悩みを解決します。第1回はドコモ編です。

料金プランをこまめに見直すのがカギ。使わない付加サービスは即解約

ドコモは基本プランと割引サービスの種類が豊富なので、使い方に合ったプランとサービス選びが、料金節約のカギです。まずは自分の料金明細をチェックしましょう。

基本プランについては、基本料が半額になる「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」のいずれかに入っているという前提で解説します。基本プランは主なものでも、買い方(2種類)と無料通話と通話料(5種類)の組み合わせがあり、計10種類となります。買い方は、2年間同じケータイ端末を使う約束で1万5,750円割引される「ベーシックプラン」と、割引なしで分割または一括で買う「バリュープラン」の2種類です。

「バリュープラン」は、「ベーシックプラン」よりもケータイ購入時は1万5,750円高いのですが、月々の料金は840円(タイプSSは910円)安くなります。840円×24カ月は2万160円なので、2年間の総支払額はバリュープランの方が安くなります。また、バリュープランは、2年以内に解約や機種変更、利用休止などをした場合には、630円×残月数分の解除料がかかります。

次に、5種類の料金タイプSS、S、M、L、LLの選び方。目安は、通話時間が月に1時間以下であればSSプラン。それ以上ならS。さらに2時間以上ならM、おおよそ4時間以上ならL、9時間以上ならLLとなります。でも、月によって通話時間は変わるもの。月々の料金をチェックして、無料通話が余っていたら安いプランに、超過分が多ければ高いプランに、こまめに変えるのが節約のコツです。特に、無料通話分を含めた通話料が1万円以上の人は、すぐにLLプランに変えた方がいいでしょう。

また、まったくと言っていいほど電話をかけず、ほとんどメールやサイトを見るだけという方は今月スタートしたばかりの、「メール使いホーダイ」プランを検討してみては? 月々780円でiモードメールが使い放題の基本プランです(別途、iモード利用料300円やパケホーダイダブル390円への加入が必要)。基本プランの中ではタイプSS以上に安い、最も安いプランとなります。ただし、無料通話が一切使えないので、月に5分以上でも話す場合は、SSプランのほうが安くなります。

390円からのパケホーダイダブルでパケット代を節約

iモードやiモードメールが使い放題になる「パケホーダイシリーズ」。今は月額390円からの「パケホーダイダブル」ができて、使いやすくなっています。4,650パケットまで定額料390円で使え、それを超えた分は追加料がかかりますが、上限は4,410円。それ以上はかかりません。

おまけにパケホーダイに申し込んでいれば、パケット料金は0.084円/パケットで計算されますが、契約していない場合は0.21円/パケット。倍以上に高くなり、2,000パケット使っただけで400円を超えてしまいます。2,000パケットと言われても想像つかないかもしれませんが、ちょっと大きい画像が付いたメールだと2~3通分、サイトを数回見るだけで超えてしまいます。普通に使っている人は申し込んだ方がオトクです!

家族や友人との通話は減らさずに賢く節約。留守電は見直そう

よく電話をする彼氏・彼女や友人がいるなら、「ゆうゆうコール割引」がオススメです。これは定額料189円で指定した6人との通話料を割り引くサービスです。相手がドコモケータイなら30%、それ以外のケータイや固定電話は10%の割引になります。SSプランだと、6人合わせて月に15分電話するだけで元が取れる(相手がドコモケータイの場合)ので、使えるサービスですね。

家族や親戚がドコモユーザーなら「ファミ割MAX50」をより活用できます。「ファミリー割引」の申し込みをすれば、定額料なしで、24時間通話とiモードメールが無料。ショートメールだけでなく、iモードメールも無料通信の対象になるのが特徴。さらに、ドコモは無料通話の対象となる家族の範囲が広く、おじ、おば、甥、姪、さらにはその配偶者も対象になります。

さらに、通常の無料通話分は繰越し期間2カ月が過ぎてしまうと無効になってしまいます。しかし、ファミリー割引を使っていれば、家族間で自動的に分け合えるので有効活用できるのです。登録さえすればOKなので、話す相手がいる場合はドコモショップへ。

節約で注目したいのが、ケータイ購入時に付いてくることが多い留守番電話やキャッチホンなどの付加サービス。ドコモの留守番電話サービスは有料です。留守電サービスを申し込んでいるけれど、最近はケータイ端末の機能である伝言メモ機能しか使っていないなあ、という人も多いのでは? それだと月315円、年間3,780円もムダになります。使っていないなら解約してしまいましょう。

「eビリング」なら節約&地球に優しい。ほかにもオトクなサービス続々

最後にドコモならではの割引サービスを。月々の料金明細をウェブやメールで見る「eビリング」はぜひ活用を! オトクなだけでなく、地球に優しいのです。郵便で送られてくる紙の料金明細をなくす代わりに、毎月105円安くなります。

そして、忘れてならないのが「おサイフケータイ」です。これも、きちんと活用すれば、オトク度満載。例えば、セブン-イレブンなどでの買い物で約1%のポイントが貯まる「nanaco」会員。普通のカード会員だと発行に300円の発行手数料がかかりますが、おサイフケータイなら無料。無料でポイントが貯まるのはうれしいですよね。JR東日本の「Suica」なども、購入時に500円の保証金が必要ですが、おサイフケータイで使えば不要です。

料金プランを見直したいけれど、料金明細を見るのを忘れてしまう、という人は「一定額通知サービス」を使ってみて。通話料などが一定額(5,000円以上1,000円単位で設定可能)を超えるとメールで通知してくれます。使いすぎがすぐにわかるので、節約を心がけるのもよし、その時点でプランを変えるのもいいでしょう。

ここまで読んではみたけれど、調べたりするのが面倒という人もいるかもしれません。そんな人は、ドコモショップに行って、利用料を安くしたいと言えば、最適なプランを勧めてくれます。ドコモの方にも聞いたところ「料金の見直し相談でも喜んで受け付けます」とのこと。自分で考えるのが面倒くさい方は、ドコモショップに行ってみましょう。