もうすぐ5月。東京では、最高気温が20℃を突破する日も多くなってきた。そろそろホットコーヒーからアイスコーヒーにシフトしたくなる気候になってきたわけだ。そこでここでは、ファストフード店やチェーン系コーヒーショップのアイスコーヒーをそれぞれ紹介。コーヒー本来の味わいが分かりやすいドリップのアイスコーヒーとアメリカーノ(エスプレッソに水をプラスしたもの)に限定し、それぞれの味の違いを記していく。

「スターバックス コーヒー」

「ドリップ コーヒー アイス」
Short 290円 / Tall 340円 / Grande 390円 / Venti(R) 440円

中南米産のコロンビア、グアテマラ アンティグア、アフリカ産のケニア、アイスコーヒーにぴったりの「アイスコーヒー ブレンド」を日替わりで使用している。オススメは、季節限定の「アイスコーヒー ブレンド」で、厳選したラテンアメリカ産と東アフリカ産の豆を使い、アイスコーヒーにした際に風味が引き立つようにブレンドされている。カラメルやナッツを思わせる風味が広がり、後味の爽やかさが印象的。店内のボードを見て、今日はどんな豆が使われているかチェックしてみよう。

「カフェ アメリカーノ アイス」
Short 300円 / Tall 350円 / Grande 400円 / Venti(R) 450円

芳醇な風味と香りを凝縮したエスプレッソに、特別にろ過したウォーターを加えている。なお、「スターバックス コーヒー」のエスプレッソには、ラテンアメリカやインドネシア産の豆をブレンドした「エスプレッソ ロースト」を使用。深煎りにすることで、カラメルのような香ばしさが漂う。

「上島珈琲店」

「リマ・アイスコーヒー ~from エルサルバドル~」
S 390円 / M 440円 / L 510円

収穫期の異なる世界中の産地から、その年の初摘みの旬の豆を提供。4~5月はエルサルバドルのリマ農園産コーヒー豆を使用し、豊かな香りと甘みのあるコクが特徴。コーヒー豆栽培に農薬を一切使わず、真っ赤に熟した実だけを一粒ひと粒手摘みしてじっくりと天日乾燥している。焙煎度合いはフレンチローストで、一度抽出したコーヒーを新たなコーヒー粉でさらにろ過・抽出する独自の「ダブルネルドリップ方式」を採用することで、雑味と酸味を抑えつつ、濃厚な味わいをつくり出している。

「タリーズコーヒー」

「アイスコーヒー」
Short 290円 / Tall 340円 / Grande 390円 / Enorme 440円

アメリカ発の「タリーズコーヒー」だが、アイスコーヒーは日本のマーケットに向けて開発された日本オリジナル。すっきりとした苦味の中に、チェリーのような甘みが際立つ。香ばしくスモーキーなアロマも特徴的だ。濃厚で重厚感がありつつ、爽やかな甘みも感じられるように、グアテマラ、ブラジル産の豆をブレンド。深煎りのため、アイスでもしっかりとしたボディ、苦味、スモーキーさが。さらに機器メーカーと共同で開発したアイスコーヒーマシーンを導入し、抽出したコーヒーを急速冷却することで、おいしさを最大限に引き出している。

「アイス カフェ アメリカーノ」
Short 290円 / Tall 340円 / Grande 390円 / Enorme 440円

エスプレッソにウォーターを注ぎ、さっぱり飲みやすく仕上げつつも、エスプレッソの味わいをしっかりと感じられるドリンク。コーヒー豆は、タリーズのすべてのエスプレッソ系ドリンクのベースである「エスプレッソクラシコ」を使っている。グアテマラやコスタリカ産の豆を組み合わせており、リッチなボディと華やかで甘い香りが特徴。なお、同社では、世界各国より厳選したアラビカ種の豆のみを国内で焙煎している。また、エスプレッソはオーダーを受けてから手動式のエスプレッソマシンで1杯1杯抽出し、クオリティにこだわっている。

「ZOKA COFFEE」

「本日のアイスコーヒー」
ショート300円 / メッツォ350円 / メガ400円

シアトル発の「ZOKA COFFEE」(ゾッカ コーヒー)では、日本向けにアイスコーヒーを開発。「本日のアイスコーヒー」として、「グァテマラ」「ケニアAAエボニーロースト」「ゾッカジャバ」「トーロック」といった4種類の豆を日替わりで使用。おすすめは、メキシコ産とインドネシア産の豆のオリジナルブレンド「トーロック」。深煎りにすることで、繊細な酸味とアロマに加え、アイスコーヒーには欠かせない苦みとコクを引き出している。ドリップでの抽出ののち、急速冷却してコーヒーの劣化を防ぐようにして提供する。また、同ブレンドはオリジナルのアイスコーヒーパックとして各店およびオンラインショップにて5月より販売予定。