あの大ヒットドラマ『ナースのお仕事』のキャストとスタッフが再結集したことで話題を呼んでいる映画、『BABY BABY BABY!』の完成披露会見と舞台挨拶が都内にて行われました。本稿では、サプライズ満載のイベント内容をどこよりも詳しくレポートします!

『BABY BABY BABY!』は、"出産エンタテインメント"という聞き慣れないジャンルの作品。観月ありさや松下由樹らが演じる妊婦たちの出産と、それにまつわる様々な人間ドラマをコメディタッチで描き、超少子化時代と呼ばれる現代にふさわしい仕上がりとなっています。

下段左から、斉藤由貴、松下由樹、観月ありさ、神田うの。上段左から、両沢和幸監督、野波麻帆、山本ひかる

記者会見に登壇したのは、観月ありさ、松下由樹、神田うの、斉藤由貴、野波麻帆、山本ひかる、両沢和幸監督の7名で、撮影時のエピソードや作品への思いなどを語りました。

仕事と出産の板挟みになって悩むというキャリアウーマン役を演じた観月は、「出産というと痛いとか苦しいとかネガティブなイメージがありますが、笑いあり感動ありの作品になっているので、ぜひ女性も男性も、いろいろな方に見ていただきたいです」と自信をのぞかせ、4人の子供たちの母親役を熱演した松下は「子だくさんなお母さん役を演じたのですが、実際に子供と関わるというのは大変なことでした」と撮影を振り返りました。

観月ありさは黒と白のシンプルな色づかいなファッション

松下由樹は、緑のジャケットと白のパンツで春らしく

また、衣装がほとんど自前だったという神田は、「ちょうどブランドを立ち上げたということもあって、私服を適当に持ってきて、あとは監督の趣味で決めていただきました(笑)」と撮影の裏話を披露。出演者の中では数少ない出産経験者である斉藤は、「普段は(演技に)口を出すタイプじゃないんですけど、今思い返してみたら出産に関しては熱が入ってしまって、『ここはこんな風に』とか言っていたかも。すみません(笑)」と、苦笑いしていました。

神田うのは黒のドレスに赤の差し色でシックに決めていた

野波麻帆

また、妊婦を演じる際に、キャストは撮影時にはお腹に大きなクッションを入れていたとのことで、野波は「毎回腰が痛くなって、お母さんってこんなに大変なんだってことが初めてわかりました。正直、まだお母さんになるのはいいかなって思います(笑)」と苦労を語り、10代の妊婦という難しい役どころを演じた山本は、「妊娠もまだ想像がつかないのに、分娩台に乗ることがとても不思議でした。命の大切さや責任感を感じました」とコメント。

記者会見ではサプライズイベントとして、出演者同士の子供が実際に生まれたらどんな顔なのか、というシミュレーションを専用の機械(そんなのあるのか!)を用いて測定。 たぶん対象となる二人の顔の特徴を合成して顔を作りだすのだと思いますが、どのカップルの子供も、実際にどこかにいそうな雰囲気で、若干コメントしづらかったです。

観月ありさと谷原章介の赤ちゃんがこれ!

松下由樹と岡田浩輝の赤ちゃん。……一番違和感がある……

野波麻帆と内田健介の赤ちゃん。こういう赤ちゃん、いるいる!

さらにサプライズ第2弾として、今度は4,000人の一般応募から選ばれたという8人の選ばれし赤ちゃんたちが登場! キャスト全員で抱っこして撮影を……という話になったのですが、赤ちゃんたちは知らない大人だらけの会場の異様な空気に怯えてしまったのか、もう泣くは泣くはの大合唱。それでも何とかキャストたちが赤ちゃんをなだめてうまくあやしている横で……。

写真下部にご注目あれ

一人、鋭い眼光を放ちながら仁王立ちになっているお子様(あえてこう書かせてもらおう)が……!

間違いなく将来は大スター

凛とした表情で腰に手を当ててポーズを決め、最初から最後まで姿勢を崩さなかったこのお子様、まさに未来のスターの風格をお持ちでございましたっ……!

この後、赤ちゃんたちは再び泣きながら退場していったのですが、この子だけ記者集団をひと睨みして悠然と退室していきましたからね……大物すぎるだろ……。

気を取り直して場所を有楽町へと移し、今度は一般参加者も入っての舞台挨拶が行われました。