【インタビュー】
――さて、これからの監督は、どういった方向に進まれるんでしょう?
「いやもう、毎年1本、怪獣映画作りたいなと。21世紀の怪獣王国を作りたいですよ。かつての"円谷王朝"みたいに。円谷英二監督もね、昭和29年の『ゴジラ』から昭和45年まで、15年くらいしかやってないでしょ。それであんだけの"王朝"を作っちゃったわけですからね(笑)。まあ、ホントそういうふうになりたいなあと(笑)。日本は怪獣の国なんでね」
――やはり『ウルトラマン』には、大きな影響を受けてらっしゃるんでしょうか?
「だから最初はプロになろうとは思わなかった。ビデオもDVDもないから『ウルトラマン』を何度でも観たいな、っていうだけですよね(笑)。実際問題、もっと観てますけど(笑)」
――円谷プロ作品を観てしまったがために、人生を踏み外した?
「結果的に、あの一連の作品にこもってる魂ってものがあるじゃないですか。初期の『ウルトラセブン』とか『帰ってきたウルトラマン』の途中くらいまでの円谷魂がね。それをもってるのが僕だけだと、はっきりいって思ってるんで。勝手にね(笑)」
――あくまで、あのころの作品に魂を感じられると。
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「オレが円谷プロで撮ろうかなと思った『ウルトラマンティガ』のときはさ、もうなんか、その魂がちょっとないっていうか。オレから言わせたら。例えば、GUTSとか地球平和連合TPCの設定を作るところからね。だから『地球防衛少女イコちゃん』を作ったんですよ、オレは。全部オレがやりたいっていうさ。キャスティングもデザインも当然、演出も音楽も。まあ、誰でも自分の『ウルトラマン』が作れると思うじゃないですか。それをずっとやってるだけであって(笑)」
――ぬいぐるみを使った路線でやり続けられるわけですか?
「ま、オレも昔、後楽園遊園地にレッドキングとかギラドラスを展示したのを見てね、愕然としましたから。あまりにいいんで。美術品だから、成田・高山両氏のね。ぬいぐるみが好きなんですよ。ぬいぐるみの文化だから、日本はね」
――CGとかではなく、中に人が入ってやるスタイルを守っていかれると……。
「そうそう。そういう歌舞伎とか人形浄瑠璃とか、伝統がやっぱりそれだと思うので(笑)。外国人は合理的だから、ダイナメーションとか人形アニメになって。ぬいぐるみとかいうふうな発想もないし。こっちは貧乏だからぬいぐるみになるわけですよ。それがまたいいわけですよね。どうしても魅力が捨てられないっていうか。それで育ってるんで」
――映画がヒットするよう祈ります。どうも、ありがとうございました。
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