【インタビュー】

タカラトミーの「ヘリQ」 - 世界最小級のキュートなヘリコプター

1 ヘリQ基礎講座

    木全直弘  [2007/12/27]

    チョロQは、1980年に旧タカラ(現タカラトミー)から発売開始されたプルバック式のゼンマイ走行を特徴とするミニカーの一種である。そのコンセプトは、「キュートなフォルム×駆動ギミック=無限の遊び」。これを受け継ぎ、シンプルな片手操作で宙を舞う手のひらサイズのコンパクトなヘリコプターが「ヘリQ」である。今回は、葛飾区は青戸にタカラトミーさんの戦略開発室をお訪ねし、ヘリQの詳細について、担当のお三方にお話をうかがった。

    左から清末浩史さん、芝山潔さん、久下素正さん。手前はヘリQ商品
    (C)TOMY

    まずは、タカラトミー戦略開発室の芝山潔さんに、製品開発のお立場からお話ししていただいた。

    戦略開発室の芝山潔さん

    ――製品のセット内容を教えてください。

    「こちらがコントローラー、こちらがヘリQ本体ですね。それぞれ1つずつ、完成品の状態でパッケージされています。乾電池だけ、別途お求めいただく形になります」

    ヘリQの商品パッケージ(3種)。手前はヘリQ本体(3種)を取り出したところ。下に敷いてありへリポートのボードは商品に含まれておりません、あしからず
    (C)TOMY

    ――どのようにして遊ぶのか、そのあたりから教えていただけますか。

    「まず、遊ぶ準備といたしまして、充電していただきます。コントローラーは充電器を兼ねていまして、単3電池を6本入れるようになっています。一方、ヘリQ本体には充電式の電池が積み込まれています。充電器からケーブルを引き出し、コネクタをヘリQ本体に差し込んでコントローラーの電源スイッチを入れますと、充電が始まります。このまま約20分から30分おいておきますと、満充電の状態になり、飛行させることができます」

    ――準備が済んだら、両方ともスイッチを入れるんですね。

    「ええ、先ほどのコントローラーのスイッチと、さらにヘリQ本体のスイッチですね」

    ――操縦は、コントローラーのレバーで行うわけですね。

    ヘリQのリモートコントローラー。上のほうに見えるグレーの丸い物がレバー。その下のやはりグレーのボタンは後述するトリムボタン
    (C)TOMY

    「はい。レバーは、前後と左右に動かすことができます」

    ――それぞれ、どのように作用しますか?

    「ヘリQを飛ばすためには、本体上部のメインローターを回転させる必要があります。レバーを前後に動かすことによって、メインローターの回転数を増減させることができます。これによって、機体が上昇・下降するわけです」

    ――そして、レバーの左右の動きは……。

    「メインローターが回転すると、その反動でヘリQ本体が逆方向に回転しようとします。そこで尾部の小さなローターで風を送って、それを押さえます。その時、ローターの推力の強弱を調整してやれば、機体の方向を左右に向けられるわけです。レバーを右に倒すと本体が時計回りに向きを変え、左に倒すとその逆を向きます」

    ――するとヘリQには、モーターが2つ入っているわけなんですね。

    「そうです。メインローターを回すモーターとテールローターを回すモーターです」

    ――尾部にあるこれがモーターなんですか。小さいですね。

    「実はこのモーター、今、大抵の方がお持ちなんですよ」

    ――とおっしゃいますと……。

    「携帯電話の中に入っています」

    ――ひょっとして、バイブレーションさせるときの……。

    「あの動きをさせるためのモーターと同じ種類の物を使っています」

    ヘリQ(3種)。右端に見える黒い円筒形の物が、テールローターを回すモーター。小さい
    (C)TOMY

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