こんにちは、阿久津です。筆者はOneDriveとOneDrive for Businessを日々利用していますが、必ずしも満足している訳ではありません。たとえばPC間のファイル同期はISPを経由しなければならず、LAN経由の同期は現時点で実装予定だそうですが、時期は未定です。

  • Windowsスマートチューニング

    OneDrive関連項目はファイルオンデマンドが加わったことで5つに増加しました

また、OneDriveのファイルオンデマンドはストレージ容量の小さい2in1 PCなどでは便利な機能ですが、上図で示したようにコンテキストメニューの項目名が増加し、少々使いにくくなりました。

もちろんOneDriveクライアントをアンインストールすれば、関連する項目は消えます。今回はOneDriveは使い続けたいが、多数の項目を邪魔に感じるユーザー向けのチューニングをご紹介しましょう。

1. レジストリエディターを起動する。
2. HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Shell Extensions¥Blockedキーを開く(ない場合は作成する)。
3. 文字列値「{CB3D0F55-BC2C-4C1A-85ED-23ED75B5106B}」を作成する。
4. レジストリエディターを終了後、エクスプローラーの再起動や再サインインする。

以上で手順は終了です。

  • Windowsスマートチューニング

    HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Shell Extensions¥Blockedキーの内容

今回のチューニングは、OneDriveの内部名であるFileSyncExに割り当てたGUID「{CB3D0F55-BC2C-4C1A-85ED-23ED75B5106B}」を、コンテキストメニューのブロックリストに追加しました。この操作でOneDriveに関する項目は現れなくなります。

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    チューニング後のコンテキストメニュー。OneDrive関連項目が消えました

なお、今回はサインインしたユーザーを対象にしてますが、システム全体でOneDrive関連項目を抑制する場合は、「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Shell Extensions¥Blocked」キーで同様の操作を行ってください。OneDrive関連項目を復元するには、今回作成した文字列値を削除して再サインインします。

それでは、また次回お目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus)