――お調子者で私語が多いという役柄の志摩蓮司ですが、共感されるところはありますか?
自分もお調子者だと思うので、近い存在だと思います。当て書きされてるところもあるんじゃないかと思って、セリフも言いやすいですね。
――3作目にして進化している点はありますか?
疑問に思ったことや例え話をしても無視され、怒られてきた志摩蓮司が、2つの事件を解決してきてちょっと一目置かれる存在になっちゃってるんです。所属する組織が変わって、ちょっと偉くなって、志摩もちょっと戸惑ってます(笑)。本当に蔑(さげす)まされてきた人間なんで、こいつがこれから調子に乗るのか、ちゃんとやれるのか、というところを見てほしいですね。
それと恋模様も見てほしいです。まだ後半まで台本を見れてないですが、幸せになるんじゃないかなあ。
――蔑まされてきたというところにも、共感はありますか?
めちゃめちゃありますよ。学生時代も冗談言ってスルーされるとかありましたからね。
――それが今や人気シリーズのレギュラーに定着されて、当時の同級生を見返した感じでしょうか。
そうですね。全員ざまあみろと思ってます(笑)
――しかも大スターの櫻井翔さんと並んで、まさにシンデレラストーリーですね。
いやいや、復讐のストーリーです。全員許してないですから(笑)
団長・櫻井翔が作り出す空気感
――そんな櫻井さんの印象はいかがですか?
大スターで年上なのに、フランクに「おお、ぐんぴぃ!」みたいな感じで接していただけるんです。僕が『怪獣ヤロウ!』って映画に出て、その舞台が岐阜なんですけど、櫻井さんが岐阜に行かれて「ポスター貼ってたの見たよ」と言ってくれたり、いろいろ気にかけてくださってるんです。本当にうれしくて、夢のような話です。
――櫻井さんはバラエティだけでなく、音楽特番や選挙特番などドラマ以外のお仕事もたくさんある中で主演を張っているわけですが、“二足のわらじ”的なところでぐんぴぃさんと共通しているのではないかと思います。見習うところは多いですか?
僕、ドラマって一言一言でカットが違うから、一言だけ覚えればいいんだと思ってたんですけど、このドラマは5分とか10分とか一気にガーッと撮るので、ミスるとそこで止まっちゃうんですよ。櫻井さんはマジで一番忙しいはずなのに、一番長い膨大なセリフ量を一番間違えなくて、本当にすごいんですよね。
――しかもぐんぴぃさんは座りながらのシーンが多いですが、櫻井さんはアクションをしながらですもんね。
もう本当に団長って感じです。あれ、団長で合ってます?
――座長ですかね(笑)
座長ですね、すいません(笑)。だから、座長がああやって率いてくれると、みんなミスれないし、いい緊張がある一方で、本当にいろんな人と和気あいあいと話される方なので、めちゃめちゃ空気がいいんですよ。