第22話「小生、酒上不埒にて」では前回に引き続き、1782(天明2)年の様子が描かれた。
一旦は筆を折った恋川春町だったが、歌麿と朋誠堂喜三二の説得もあり、再び創作活動を再開。年末の宴会では北尾政演と和解し、狂歌師「酒上不埒」として必殺の宴会スキルまで習得してしまった。一方、誰袖は松前藩の抜荷の証をつかもうと危険な橋を渡ろうとしている。
注目度トップ3以外の見どころとしては、したたかな一面を見せる誰袖が挙げられる。蔦重や志げ(山村紅葉)の前では無邪気な誰袖だが、幼いころから過酷な吉原で生きてきただけあって強メンタルの持ち主だった。SNSでは、「誰袖花魁、フラグを自分で立ててるみたいに見えるけど、大丈夫かな…」「誰袖ちゃんの表情、ゾクッとした」「誰袖、松前藩相手に怖いもの知らず過ぎてハラハラする」と、若年寄である意知相手に一歩も引かない誰袖に不安の声が集まっている。そして、グイグイ押してくる誰袖に本名を明かし、松前藩の抜荷の証拠をつかんだ際には身請けすると約束した意知にも注目が集まっている。
SNSでは、「誰袖と意知のかけひきは目が離せなかったね」「アレほどきっちり線引いてた意知くんがのみこまれるなんて誰袖花魁の魅力すごい」といったコメントが寄せられた。2人の今後の展開から目が離せない。
ゲストで登場したお笑いコンビのクールポコ。も話題となっている。芸風そのままに餅をつく2人に、政演の「な~に~」はやりすぎだろう。SNSでは、「大河ドラマでネタをそのまま使うの面白いな」「クールポコ。、不意打ち過ぎて笑った」「餅つき役とは、この上ない適役だな」と盛り上がりを見せた。
また、物語開始から、蔦重の協力者として登場した河岸見世の二文字屋の女将きくを演じるかたせ梨乃と、女郎ちどりを演じる中島瑠菜、春風を演じる青山美郷が、実は今回で退場となる。春町が『廓ばかむら費字尽』の取材のため二文字屋を訪れ、取材をするシーンが最後の出演となった。「二文字屋勢、クランクアップとかマジか…吉原編終わっちゃうんだなぁ…」「女郎たちが楽しそうに本作りしてたり今回春町先生を囲んでワイワイしてたりそういうシーンすごく好きだった」などと、SNSでは3人の退場が惜しまれている。
きょう15日に放送される第23話「我こそは江戸一利者なり」では、躍進を続ける蔦重に須原屋市兵衛が日本橋への出店を打診する。一方、誰袖は廣年に直接オロシャと取り引きするよう提案する。