テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜24:15~※一部地域除く)第5話が、きょう22日に放送される。

  • 『君とゆきて咲く』第5話より=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。

■第5話では剣舞の練習がスタート

第5話では、会津藩との謁見に向けて、壬生浪士組内で“剣舞”の練習がスタートする。この剣舞は、本作の初回放送直前に行われた本作の記者会見でキャストたちがオープニングアクトとして躍動感たっぷりに披露した、「シン・時代劇ドラマ」ならではのパフォーマンス。本作前半戦最大の見せ場といっても過言ではない剣舞シーンに向け、隊士たちが始動する。

壬生浪士組の念願だった、会津藩への謁見がついに決定。後ろ盾を得るべく御前試合で強さをアピールするのかと思いきや、派手好きな頭取・芹沢鴨(三浦涼介)が考えついたのが、“剣舞”。隊士たちは会津藩主の前で、剣を用いた華麗な舞を披露することが決まったのだ。会津藩主の前で失敗は許されないということで、隊士たちの鍛錬が始まる。しかし、いまだ剣に慣れない深草丘十郎(奥智哉)は思うように動けず失敗ばかりで、自分がチームの足を引っ張っていると感じて落ち込む。「どうすればお前のようにできるのか」、意を決して鎌切大作(前田拳太郎)に悩みを打ち明けるが、彼はふざけた言葉しか返さない。丘十郎に冷たく接する大作の真意は、いったいどこにあるのか。第5話では、これまでより深く描かれた大作の過去シーンも登場。この回想が物語る、大作の闇とは。

剣舞がうまくできず悩んだ丘十郎は原田左之助(柊太朗)、斎藤一(庄司浩平)、沖田総司(藤岡真威人)ら剣豪として名高い先輩たちにも教えを乞うが、アドバイスにはそれぞれの個性がさく裂。それぞれが丘十郎に授ける、剣の極意とは。また、孤高の剣士・沖田が剣の鍛錬に勤しむ場面も登場。流麗な剣技は必見だ。さらに、劇中では一度たりとも刀を手にしていない山南敬助(永田崇人)が剣の才の片鱗をのぞかせる衝撃シーンも。普段は寮母のように細々と新人隊士たちの世話を焼く山南だが、彼はどれほどのポテンシャルを秘めているのか。その“鋭さ”を垣間見せる一瞬とは。

メインビジュアルやオープニングで隊士たちが着用している揃いの羽織が本編で登場するのも、大きなみどころ。新選組といえば浅葱色のだんだら模様の羽織がスタンダードだが、本作では従来の作品とは一線を画した、水紋のようなデザインが描かれたものとなっている。隊士の個性によってカスタマイズされた丈や柄に注目だ。

■『君とゆきて咲く~新選組青春録~』第5話あらすじ
壬生浪士組の念願だった、会津藩への謁見が決定。頭取・芹沢鴨(三浦涼介)の発案により、鎌切大作(前田拳太郎)、深草丘十郎(奥智哉)、松永新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)ら隊士たちは謁見の際、会津藩主の前で“剣舞”を披露することになった。一同は芹沢の指揮のもと稽古に励むが、丘十郎は思うように動けず失敗ばかりで、自分ひとりが足を引っ張っていると感じる。「どうすればお前のようにできるのか」――。まっすぐな瞳で教えを乞う丘十郎に、大作はふざけた言葉しか返さず……?