お笑い芸人の兼光タカシが、19日に放送されたカンテレのバラエティ番組『お笑いワイドショー マルコポロリ!』(毎週日曜13:59~※関西ローカル、見逃し配信あり)に出演し、プラス・マイナス解散の舞台裏を明かした。

■兼光タカシ、プラス・マイナス騒動の舞台裏明かす

5月18日、激戦を勝ち抜いた芸歴16年以上の芸人たちが激突し、第2代チャンピオンが誕生した『THE SECOND~漫才トーナメント2024』グランプリファイナル。そのステージに立つことが叶わなかった3組、兼光タカシ、モダンタイムス、ランジャタイが『マルコポロリ!』に登場し、セカンドチャンスをつかもうともがく生き様を“ポロリ”する「セカンドチャンスをつかみたい男たちSP」が放送された。

3組がスタジオに登場すると、今年2月ピン芸人になった兼光タカシにMCの東野幸治が「兼光君一人だけ浮いている感じですが」と声をかけた。昨年、上方漫才大賞で大賞をとったプラス・マイナス。所属する吉本興業は大きな賞を受賞するとすべてがワンランクアップするそうで兼光は「実際(新幹線は)グリーン車にもしていただきましたし、ギャラは4月が吉本の上がるタイミングで僕らが(上方漫才大賞・大賞を)いただいたのが5月やったので一年間楽しみにしていて『よっしゃっ!』て思っていたら解散……」と突然降ってわいた衝撃解散を振り返った。これにはスタジオ一同「それは可哀想」とため息。

さらに東野から「結局いつ解散したの?」と尋ねられ兼光は「本当、嵐です。僕も皆さんと同じ環境やったんですよ。うちの妻と『また変なこと言ってんで……』っと(Xを見ていたら)最後に『解散』って投稿されていて。その時はまた『何か言うてるわ~』くらいに思っていたんですけど、何十分か後にLINEが来たんですよ。『もう吉本やめるわ、ありがとう』って」と騒動の舞台裏を明かすと東野も「一方的にLINEで!?」と驚きを隠せない様子。これに兼光は頷きながら「一方的にLINEで来て、これはLINEで返してる場合ちゃうわと思って、すぐ(岩橋に)電話したんですよ。そしたら出なくて。でもXのポストは続いてるんですよ『プラス・マイナスも解散です』『吉本、芸人やめます』『兼光ごめん、ありがとでした』って。もう一度電話しても出なくて、そしたらまたLINEが来て『吉本もやめるわ今までありがとうお疲れさまでした』ってそれで終わって。(それから)1回も会ってないですし、喋ってもないです」と告白。東野は「お互い言い分もあるやろうから何とも言えないけど、最後は会ってね……」と兼光の心情をおもんぱかった。「そんなことあります? 21年一緒にやっててLINE一発で終わり。悲しすぎません?」と訴える兼光に東野は「悲しすぎるけど、あの、こんなこと言ったらなんやけど、俺に言われても……」と返しスタジオに笑いが起こった。

■兼光、家のローンは毎月25万円で残り34年

さらに、兼光は漫才師として順風満帆だったこともあり昨年、東京都世田谷区に家を購入。ローンはたっぷり34年残っており79歳まで支払うと言う。それだけでは無く「解散して、2年4カ月待っていた車が来た。火の車納車」と告白。東野から「その漫談はウケますか?」と聞かれると「めちゃくちゃウケる」と兼光。「家のローンは毎月25万円で、車はキャッシュで買ったから今手元にお金がない! こんな重なることあります? さらには、もうすぐ赤ちゃんも生まれるんです」と明かすと「おめでとうございます!」と祝福モードに包まれるスタジオ。「じゃあ奥さんも本当に心配してるんじゃないですか?」と言う東野に、「妻は安定期に入りましたが僕は不安定気に入りました。これ、めちゃくちゃウケるんです(笑)」と笑いで締めくくった。東野から「もうコンビは組みたくない? 」と尋ねられた兼光は「もういいっすねぇ。もうやったでしょ21年」とポツリ。東野も「コンビって難しいね」と一連の兼光のコンビ解散騒動を労った。

本編VTRではピン芸人になった兼光の劇場での様子にも密着。ピン芸人として、確かな手ごたえを感じている様子もお届けする。さらに、セカンドチャンスをつかむための秘策ネタをスタジオで披露。「セカンドチャンスをつかみたい男SP」は、現在、TVerで見逃し配信中。

【編集部MEMO】
『お笑いワイドショー マルコポロリ!』は、「東方見聞録」を記したマルコ・ポーロのように、常に「笑い」「面白さ」を追い求めている芸人たちが、芸能界という大海原に漕ぎ出て、新たなオモシロ人間を発掘する、というコンセプトで2006年4月23日から放送されているバラエティ番組。東野幸治がMCを務め、カンテレの中島めぐみアナウンサーがアシスタントを務めている。