元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が8日、YouTubeチャンネル『ピカイチ名古屋チャンネル』で公開された動画「【第3話】中日5月反攻のカギ・待ってた高橋宏斗&根尾の起用法とは【山崎武司さん・ギャオス内藤さん】」に登場。中日・根尾昂が先発よりも中継ぎ向きだと考える理由を述べた。

山崎武司氏

「根尾は中継ぎだと思ってる」

2018年 ドラフト1位で入団した根尾。2022年に野手から投手に転向すると、同年は1先発を含む25試合に登板し、防御率3.41、1ホールドという結果を残すも、2023年シーズンは2登板で終えた。

そんな根尾について、山崎氏は「根尾はそれほど(コントロールが)バラバラはしないんだけども、もう少し全体のレベルをこうグッと上げてほしいなってところはあるんで」と、全体的なレベルアップが必要だと指摘する一方で、「でも、絶対に(投手の数が)足りなくなるからね。どこかの月にね」と話すと、ギャオス内藤氏は「言ってるじゃないですか、根尾くんは7回8回の男で。あの空気、あの曲で出てくるっていう」と、先発よりも中継ぎでの起用が合っていると持論を述べた。

すると、山崎氏も「俺も根尾は中継ぎだと思ってる」とギャオス氏の意見に同意しつつ、「中継ぎのほうが色んな仕事ができるかなと思ってるけどね。今は先発って言ってるから……」と、動画収録時点での起用法に首をかしげていた。なお、根尾は10日に中継ぎとして今季初登板。16日も中継ぎとして登板している。

【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。