LINEヤフーは5月8日、「そば・うどん」に関する調査結果を発表した。調査は2024年3月28日~2024年4月1日、日本全国の15歳~64歳の男女5255人を対象にインターネットで行われた。

全体では「うどん派」が高い結果に。男女・年代別で差も

  • そば派、うどん派、どちらですか?

「そば」と「うどん」どちら派かを聞いたところ、全体では「そば派計(そば派、どちらかといえばそば派の合計)」が43%、「うどん派(うどん派、どちらかといえばうどん派の合計)」が計55%という結果になり、「うどん派計」のほうがやや高いことがわかった。

男性でみると「そば派計」が52%、「うどん派計」が46%となり、やや「そば派」のほうが高い割合となっている。10~20代の男性では、「うどん派計」のほうが高い割合で、6割前後となっている。30代男性では「そば派計」と「うどん派計」にほぼ差はなく、40代男性では「そば派計」が「うどん派計」を上回り、50~60代の男性では「そば派計」が6割超と高くなっている。40~60代の男性では、「そば派」と回答した人も3割台後半~4割強いた。若年男性は、「うどん派計」、40代以降の男性は、「そば派計」の割合が高く年代で違いがみられた。

一方女性をみると、「そば派計」が34%、「うどん派計」が65%と、「うどん派計」が圧倒的に高い割合となった。また、すべての年代でも「うどん派計」が上回っている。10~20代女性では「うどん派計」が7割台と高くなっている。30~40代女性でも、「うどん派計」は6割超の高い割合だが、30代以上の女性では「どちらかといえばうどん派」の割合が高い傾向がみられ、60代女性では5割弱となっている。若年女性のほうが、だんぜん「うどん派」が多い様子がわかる。

年代別にみると、「うどん派計」は若い年代ほど割合が高くなっており、10代では7割超、20代では6割超となった。一方「そば派計」は、年代が上がるほど割合が高くなる傾向にあり、50~60代では5割超だった。

グラフにはないが、エリア別にみると北海道、東北、関東、中部では「そば派計」と「うどん派計」に大きな差がなく、拮抗している様子がみられた。近畿以西の西日本では「うどん派計」が圧倒的に高く、特に四国では「うどん派計」が7割超だった。

そば派・うどん派、それぞれ支持される理由は?

  • そば派・うどん派、それぞれの理由TOP10

「そば」または「うどん」のどちら派かを回答した人に、それぞれの理由を聞いた。「そば」を選んだ人の理由1位は、5割超の高い割合で「麺の風味や香りが好きだから」。3位に「ヘルシーだから」、7位に「栄養素が豊富だから」といった理由もランクイン。そば自体が持つ風味や香りが好まれていたり、健康的な印象が魅力となっていたりするようだ。

「うどん」を選んだ人は、「麺の食感が好きだから」が5割超の高い割合で1位となった。2位以降、「食べやすい・癖がないから」「食べごたえがある・満腹感があるから」「簡単に作れるから」「いろいろな味・アレンジがあるから」といった理由がランクインしている。つるつる・もちもちとした麺の食感や食べやすさ、アレンジがしやすくて満腹感があるといったところが人気の理由のようだ。

男女年代別にみると、「うどん派計」の割合が高かった10代では「麺の食感が好きだから」「食べやすい・癖がないから」の割合が高めとなっていた。また、男性と比べて女性は「麺の食感が好きだから」「食欲がない時も食べやすいから」「簡単に作れるから」の割合が高くなっていた。さらに20~40代の女性では、「料理のアレンジがしやすいから」も高めの割合だった。「そば派計」の割合が高かった50~60代の男性では、「のどごしがいいから」が高めとなっていた。