韓国の5人組ガールズグループ・ILLIT(アイリット)が4月6日、YouTubeチャンネル「SBSKPOP X INKIGAYO」で公開された動画「余談: 餘談TRIVIA」に登場。メンバーたちが歌手を目指したきっかけやスカウト秘話について明かした。

ILLIT

写真:Getty Images

「歌手になるとは思ってませんでした」

動画内では、番組スタッフがメンバーたちにまず「元々歌手になりたかったんですか? それとも他に何か夢がありましたか?」と質問。

約4年の練習生期間を経てデビューを掴んだ韓国人メンバー・ミンジュは「歌手になるとは思ってませんでした。元々はバイオリニストや幼稚園の先生になりたかったんです」と語り、歌手になろうと決めたきっかけについて「小学校6年生か中学1年生の頃、偶然あるアイドルのコンサート映像を見たんですが、とても輝いていて本当に幸せそうに見えました。そんな感情は初めてで、彼らのようになりたいと思ったんです」と明かした。

「中学2年生のときにK-POPのコンサートを見に行きました。そのときに私も彼らのようになりたいと思ったんです」と明かしたのはチッケムが話題の日本人メンバー・モカだ。両親がK-POP好きで、自身もコンサートを見に行ったという。

一方、グループ最年長で約6年練習生として過ごした韓国人メンバー・ユナは「歌手は、なってみたいなというくらいの胸の片隅にあるような夢で、メインの夢は常に変化していました」と語った。

元々大きな夢はなかったと話す韓国人メンバー・ウォンヒは、ソウルの高速バスターミナルでスカウトされたことで有名だ。そのことについて聞かれると、「そのとき正直に言うと心臓がすごくドキドキして、知らないふりして行くべきだろうか、これは本物なんだろうか、そんな考えが大きかったと思います」と当時の心境を語り、「テレビで見た芸能人のスカウトエピソードでは名刺をくれると言っていたのに、(私は)ずっと電話番号を聞かれたんです。それで、私の番号は教えずにお母さんの電話番号を教えました」と明かした。

ちなみに、当時スカウトしてきた事務所関係者は会議に向かう途中で声をかけてきたそうで、ウォンヒは「(会議に)遅刻しているからとすごく早口で、すべてのことを急いで話してました」と笑いながら振り返っている。

最後に登場した、もう一人の日本人メンバーでグループ最年少・イロハは「昔から好きなことをしながら働きたいと思っていたんですが、スカウトされて練習生になって、みんなでステージの練習をしているときにアイドルになりたいと夢見るようになりました」と明かした。

動画内ではそのほかにもメンバーたちが、宿舎での共同生活の様子や大ヒット中のデビュー曲「Magnetic」を初めて聴いたときの感想なども語っている。