パーソルホールディングスは3月4日、2023年10月から運用開始している人事制度「キャリアスカウト制度」の実績を発表した。

  • キャリアスカウト制度の主な実績(2023年)

同制度は、社員のキャリアオーナーシップを醸成し、エンゲージメントを向上させることを目的に設けた。社員が経歴や異動意向を社内システムに登録すると、グループ内の他部署から直接スカウトを受け、異動することができる。これまでグループ間異動は公募制度のみであったが、ダイレクトリクルーティング型の異動制度を導入したことで、社員はより多様な選択肢からキャリアを選択できるようになった。

キャリアスカウト制度(2023年)は、登録が2023年10月、スカウト送付・選考が2023年11月~12月、異動が2024年4月​。

期間中に、プロフィールを登録した社員は566名。695件のスカウトが送付され、社員のキャリアプロフィールを起点にしたコミュニケーションが生まれた。その結果、64名のグループ間異動が確定。公募制度では対象外部長層の異動も実現した。

同社によると、この制度を利用することで、最終結果に関わらず、「自身のキャリアの棚卸や内省を実施する」「グループ内の多様な組織や仕事を知る」など、さまざまな効果を得ることが期待できるという。