俳優のムロツヨシが主演を務める、映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開)の本ポスター、本予告が16日、公開された。

映画『身代わり忠臣蔵』

完成した本ポスターの手前には、兄・吉良上野介の死を隠すため身代わりミッションに挑む、坊主の孝証(ムロツヨシ)が、うっすら微笑みを浮かべ、何かを企むような表情を浮かべている。その後ろには、切腹となった藩主の仇を撃つため立ち上がった、大石内蔵助(永山瑛太)が勇ましく剣を構え、横には吉良邸に仕える侍女・桔梗(川口春奈)が女神のように笑顔を見せている。

背後に大きく君臨するのは、首をかしげながら、人をあざ笑うかのような表情を浮かべる嫌われ者の旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)の姿。「バレたら打ち首、良くて切腹!」というキャッチコピーにもあるように、崖っぷち坊主の孝証が、兄・吉良上野介になりすますという世紀の身代わりミッションに挑戦する。

本予告では、吉良上野介が江戸城内で、赤穂藩主に斬られる事件が勃発。上野介が死んだとなれば「一族の恥」であり、幕府の思惑によって吉良家存亡の危機という最悪の状況に発展してしまう。吉良家家老・斎藤(林遣都)が、上野介の弟・孝証(ムロツヨシ)へ「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と懇願し、得意げな孝証が「やってやるか!」と啖呵を切ったところから、“ニセモノの殿”による身代わりミッションが始まる。

その後、遊郭に遊びに出かけた孝証は、あるサムライと出会い意気投合するが、実は“殿を狙うサムライ”大石内蔵助(永山瑛太)。本来、敵同士の2人だったが、ひょんなことから幕府を騙して討ち入りを阻止するために、共同戦線を張ることとなる。テーマ曲は東京スカパラダイスオーケストラによる「The Last Ninja」に決定した。

【編集部MEMO】
映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開)は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。