フックアップは、米iCON Globalのコントロールサーフェス「P1-M」シリーズと「V1-M」の販売を開始した。

今回発売されたのはマルチフェーダータイプのコントロールサーフェス。クリエイターからプロジェクトスタジオに最適なサイズの「P1-M」シリーズと、大規模な拡張性を持ち業務用スタジオに最適な「V1-M」シリーズの2種。いずれもメインユニットと拡張ユニットのラインナップとなっている。両シリーズともに、タッチセンス付きのモーターフェーダー、人間工学的に指にフィットするフェーダーキャップ、最大で5レイヤーに拡張されるプログラマブルなパネルタッチスクリーンを装備。既に発売されている「P1-Nano」同様、一度に3種類までのDAWを制御できる(Bitwig、Cubase/Nuendo、Logic Pro X、Ableton Live、Pro Tools、LUNAなどに対応)。メインユニットだけでもトラックをシフトして使用できるが、拡張ユニットを接続することにより、最大で64チャンネルのサーフェスを構築可能となる(メインユニット+拡張ユニット×7)。

  • 「P1-M」

  • 「P1-M」専用ディスプレイ「D4T」

  • 拡張ユニット「P1-X」

  • 「P1-X専用ディスプレイ「D4」

「P1-M」はクリエイターの制作ルームやプロジェクトスタジオに最適なマルチフェーダー搭載のコンパクトなモデル。解像度12ビットのタッチセンス付き100mmモーターフェーダーを8基、16基のタッチスクリーンディスプレイを備え、様々なワークフローに対応する。最大5つのコマンドレイヤーを構成可能なので、ボタンを押すだけで最大80種類(16×5)のDAW上の必要なコントロールへと瞬時にアクセスできる。外形寸法は、L405×W204×H61mmで、質量は1,916g。対応OSは、macOS 10.15以降および Windows 10以降(クラスコンプライアント)。本体のほか、USB-Cケーブルなどが付属する。実勢価格は66,000円。8チャンネルを増設できる拡張ユニット「P1-X」の実勢価格は53,900円、P1-M専用拡張ディスプレイ「D4T」の実勢価格は23,100円、P1-X専用拡張ディスプレイ「D4」の実勢価格は19,800円。

  • 「V1-M」

  • 拡張ユニット「V1-X」

「V1-M」は大規模なDAWベースの業務スタジオにもフィットするマルチフェーダー搭載のコントロールサーフェス。解像度12ビットのタッチセンス付き100mmモーターフェーダーを9基、7インチ/24パネルのLEDディスプレイとメーターブリッジを搭載。コンピューターのモニターを見なくても、ミックスの状態を把握でき、快適なワークフローを実現する。最大5つのコマンドレイヤーを構成でき、ボタンを押すだけで最大120種類(24×5)のDAW上の必要なコントロールへと瞬時にアクセスできる。メインユニットに別売りの「V1-X(8基のモーターフェーダー搭載)」を追加することで、最大64チャンネル(8チャンネル×8台)まで拡張可能(最大拡張数はDAWによって異なる)。外形寸法はW485×D384.5×H178mmで、質量は5,600g。対応OSは、macOS 10.15以降および Windows 10以降(クラスコンプライアント)。本体のほか、USB-Cケーブルなどが付属する。実勢価格は116,600円。先述の拡張ユニット「V1-X」の実勢価格は91,300円。