シャープは、東京ビッグサイトで行う技術展示イベント「SHARP Tech-Day」(会期:11月10日〜12日)において開催する、「テレビの価値を変えてしまおう!」をテーマにしたハッカソン参加者の募集を開始。最優秀賞の受賞チームには賞金100万円を授与する。参加費は無料。募集期間は10月31日23時59分まで。

  • シャープ、AQUOSテレビのハッカソン参加者募集開始。画像は4K有機ELテレビ 2023年モデル「AQUOS QD-OLED FS1シリーズ」の65型モデル(4T-C65FS1)

今回のハッカソン(ソフトウェア開発イベント)は既報の通り、同社初の単独大規模技術展示イベントの中で開催するもので、イベント名は「Future AQUOS Hackathon in SHARP Tech-Day」。応募方法や開催概要、賞金などの詳細が決まった。

参加者は会期中、“テレビの新たな世界”を目指したアプリケーションの開発にチャレンジ。「AI」や「Web3」、「QoL(Quality of life)」、「エンターテインメント」など、具体的な開発テーマは自由に設定でき、アイデアの斬新さや技術の優秀さを競い合う。上位チームには賞金を授与するほか、シャープからの出資や共同開発、短期間で事業を成長させるアクセラレーション支援などの検討を行う予定。

映像機器に関わるエンジニアやデザイナーだけでなく、スタートアップ企業や各種研究職など、業種・職種を問わず個人やチーム・法人での参加を受け付ける。シャープでは「さまざまな技術やバックグラウンドを持っている人々との共創を通じて、革新的な商品やサービスの創出に取り組む」としている。

開催日時

  • 11月10日18時~20時
  • 11月11日9時~20時
  • 11月12日9時~15時30分
    ※結果発表・表彰式は12日実施

会場

  • 東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東8ホール
    (所在地:東京都江東区有明3-11-1)

インセンティブ

  • 賞金(各1チーム)
    • 最優秀賞:100万円
    • 優秀賞:30万円
    • 審査員特別賞:10万円

アプリ開発に必要なPCなどの機材は参加者が持参する必要があり、シャープでは開発環境として、Google TV搭載のAQUOSテレビや、テレビとの接続ケーブル、USBカメラ、その他アプリケーション開発に必要な情報を用意する。

応募するには、同社Webサイトから参加規約を確認して必要事項を記入する必要がある。個人参加の場合は本人、チーム・法人参加の場合は最低2人必要。会場外からオンライン参加することもでき、その場合はオンライン会議ツールやマイク、スピーカーを各自準備する必要がある。会場定員は約30人のため、応募者多数の場合は、申込記載内容をもとに参加者/参加チームを選定するという。

会場までの交通費、飲食費などは参加者自身で負担する必要があるが、関東近郊(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)以外から参加する場合、宿泊施設利用が必要な場合はハッカソン事務局で相談を受け付けている。

なお、シャープでは応募を検討している人を対象に、ハッカソンの概要や注意点、参加規約などを案内するオンライン説明会をZoomで開催。説明会への参加は任意で、事前の申し込みなく参加できるという。開催日時は10月24日が18時~18時30分、10月25日が18時30分~19時。オンライン接続情報などの詳細は特設サイトを参照のこと。

今回のテーマの対象であるAQUOSテレビは、2001年1月の初号機発売以来、大型化や高精細化などの基本性能の向上に加え、インフラの進化にも対応。同社では2015年から、海外市場向けにAndroid TVモデルを開発しており、国内でも2017年以降はシステムにAndroid TVやGoogle TVを採用した機種を展開。ビデオ通話やヘルスケア、ショッピングといったさまざまな機能を集約し、オープンなプラットフォームの採用により、多彩なコンテンツやアプリを楽しめるようにしている。