健康長寿は、「目薬と洗眼剤」に関する調査結果を10月4日に発表した。調査は2023年8月29日〜9月6日の期間、全国の眼科医559名を対象にインターネットで行われた。

  • 刺激のある目薬について・目薬の副作用について

はじめに、スッキリして気持ちのいい「眼に刺激のある目薬の点眼はいいと思いますか?」と質問したところ、全体の80%近く(78.7%)が「使用しない方がいい(絶対にしない方がいい+しない方がいい)」と回答。「使用してもよいと思う」と回答したのは21.3%と少数だった。

目薬を点眼する上での副作用についても聞くと、「目の充血」(39.9%)が最も多く、次いで「目のかゆみ」(36.9%)、「目の痛み」(28.6%)、「目の周りの皮膚の炎症」(18.4%)と続いた。

  • 「洗眼剤」の利用について・紫外線が眼に与える影響について

眼を清潔に保つために利用される「洗眼剤」の利用について尋ねると、9割以上が「オススメできる」(92.3%)と回答。「オススメできない」理由については、「涙を洗い流してしまうから」「雑菌が入る可能性がある」「防腐剤が入っている」といった意見が寄せられた。

また、紫外線が眼に与える影響について聞いたところ、最も多かったのは「白内障」で、48.5%と半数近くが回答している。次いで、「黄斑変性症」が41.9%、「角膜炎」が41.5%、「結膜炎」が28.8%、「ドライアイ」が26.3%と続く結果になった。