お笑いコンビのナインティナインがこのほど、フジテレビ系音楽バラエティ番組『週刊ナイナイミュージック』(10月11日にスタート 毎週水曜23:00~)の収録後に取材に応じ、岡村隆史がMC業への意欲を語った。

  • ナインティナイン

    ナインティナイン=フジテレビ提供

■ナインティナインがMCを務める新音楽番組『週刊ナイナイミュージック』

“架空の音楽雑誌”をコンセプトに、矢部浩之が編集長、岡村隆史が記者を務める同番組では、アーティストのゲストを招いてのトーク、ライブはもちろん、最新の音楽情報や様々なエンターテイメントをめぐるトレンド、知られざる音楽業界のウラ側などを多彩な切り口で届ける。

■ゲストに来てほしいアーティスト明かす

音楽番組のMC抜擢ということで、「マネージャーに、えっ! なんで! って言いました」とオファーに驚いたことを明かす矢部。番組ではさまざまなゲストを招いていくが、共演してみたいアーティストについて矢部は「小さい頃からサザンオールスターズが大好き」とラブコールを送り、「もし出演していただけたら、緊張しますけど聞きたいことを全部聞こうと思います」と目を輝かせる。岡村は「矢沢永吉さんがどんな方なのかなって」と名前を挙げ、「一度同じ焼肉屋さんにいたことがあるんですけど、気づかなくて。後から『あそこで帽子をかぶってた方、誰か分かりましたか。矢沢さんですよ』って言われて、『何でいるときに言ってくれなかったんですか』って。一度お会いしてみたいです」とエピソードを明かした。

■岡村隆史、進行役担当で今後の司会業に意欲

また、今回は矢部が編集長、岡村が記者というポジションで、進行は岡村が担当する。さまざまな番組で進行役を務めることの多い矢部は「いつもと役割が逆なんですよ。岡村さんがコンタクトレンズをつけてカンペを見て進行する、それがすごく新鮮で、考えたこともなかったんですけど。ちょっと緊張していて、いつもと違う感じです。僕もいじられたりとか、今まであまりないポジションで楽しいんですよね」と新鮮な役割を楽しんでるよう。岡村が「進行しながら、どこ見たらいいんですっけ、カメラを見るんですっけ、って目線がパニックになった」と慣れない進行役に戸惑いを明かすと、矢部は「すごいな、芸歴30年オーバーなタレントの悩みじゃない」と笑う。岡村は「遅咲きですけど、“マスターオブセレモニー”(MCの正式名称)という一面を評価してもらいたいなと。この番組を通して『司会もできるんだぞ』と」とアピールすると、「大分遅いですね、53ですからね」と矢部。岡村が「これまでそういう役回りが来なかったので。台本にも『岡村:にぎやかし』としか書いてなかったくらいですから。願ったりかなったりの仕事が来たということで、頑張ってほかにつながっていったらいいなと。『好きな司会者ランキング』に入れるビッグチャンスですから」と夢を語ると、矢部は「今から!?」と驚く。岡村は「ランクインしたことがないですし、そもそも司会者だと誰も思ってなかったですし。だからカンペにないようなこともスパーンと入れていこうかなと。『岡村できてるな』と思われるように」と、なおも進行役への熱い思いを続けて話すと、矢部は「何の話してるの? 記者の皆さんは仕事で来てはんねん、それをグダグダと喋って!」とピシャリと締めた。

最後に矢部は「アーティストのファンの方もそうでない方も、夜に力を抜いて見られる明るく楽しい音楽番組になればいいなと思っています。ぜひごらんください」と視聴者へメッセージ。岡村が「改めて、『音楽っていいな』と思ってもらえるように」と話し始めると、矢部は「ミュージシャン!? それはアーティストの発言やで」とツッコミ。岡村は「ダサいこと言いましたかね?」と心配しながらも「音楽の邪魔をせず、世界観を潰さず、『音楽っていいな』という中に少しでも『お笑いっていいな』とも思ってもらえる音楽バラエティとして、見て聞いていただけたらなと思います」と呼びかけた。そして「『好きな司会者ランキング』、今は圏外だと思うのでランクインしたいです」と改めて念押しした。

あわせて、10月18日に放送される#2に、三浦大知とMrs. GREEN APPLEが出演することも発表された。