アイドルグループ・SixTONESの田中樹と、女優の高梨臨が、ジャニーズWESTの重岡大毅が主演、女優の新木優子がヒロイン役を務めるテレビ朝日系新ドラマ『単身花日(たんしんはなび)』(10月14日スタート 毎週土曜23:00~、初回は1時間拡大スペシャル)に出演することが11日に分かった。

  • 左から田中樹、新木優子、重岡大毅、高梨臨=テレビ朝日提供

■田中樹&高梨臨『単身花日』出演決定

いわしげ孝氏の同名コミックを実写化する今作は、30代の男女4人の“止められない愛”を描く「単身赴任ラブサスペンス」。桜木舜(重岡)と武田花(新木)の同級生・片山直哉役に決定したのは、グループ活動だけでなく、バラエティでも活躍している田中。片山は、鹿児島の中小ハウスメーカーの営業マン。ことあるごとに花束を贈るなど、キザで派手な振る舞いで顧客からの人気も高い片山だが、鹿児島の営業所に単身赴任してきた舜と17年ぶりに再会し、同じ営業マンとしてし烈な争いを繰り広げることに。なかなか本心が読めない片山は、なぜか舜には敵意むき出しで……。中学時代、舜とともに“2大モテ男”として女子の人気をかっさらっていた片山。花とは今でも下の名前で呼び合うほど仲がよく、鹿児島に赴任して花への“ときめき”が蘇った舜を嫉妬させることになる。さらに、花の夫・武田とも友人だという。

田中は仕事と“恋”のライバルとして、火花を散らすことになる重岡について「プライベートでもライバルになりきって、できるだけ会話を減らしていこうと思っています(笑)」と冗談混じりに語り、それを聞いていた重岡から「絶対にそんなタイプじゃない! さっきも朝早くからものすごい勢いでしゃべりかけてきたし(笑)!」とツッコまれていた。田中が「“ディープなのがきたな!”と思った」と語る危険な恋の行方に注目だ。

桜木舜の妻・桜木ゆり子を演じることになった高梨は、ドラマ『PICU 小児集中治療室』(22年)、『VIVANT』(23年)など、話題作に多数出演し、『セイレーンの懺悔』(20年)では、ライバル役で新木と共演した経験が。舜との間には、花奈という7歳の娘がおり、幸せな毎日を送っていたところ、舜が突然鹿児島に単身赴任することに。家族が離れ離れになる寂しさを堪えて明るく送り出すゆり子だが、毎日連絡を取り合う舜のわずかな変化に気づき、“もしや浮気では?”と、連絡ナシに突然鹿児島に現れるなど、舜と花の関係を疑う行動はどんどんエスカレートしていく。

高梨は、ゆり子役に臨むにあたり、「いちばん普通の感覚をもった女性なので、まともな感じで演じようと思っていたのですが、監督さんとプロデューサーさんに『思いきりやらないと面白くないので、思いっきりやってください』と言われました(笑)」とニッコリ。さらに、「ドラマでは、舜と花の関係を探っていく様子も結構強めに描かれているので、今はそこをどうやって面白くしていけるかを考えています」と語るなど、禁断の四角関係をかき回す存在になることを予告した。

17年ぶりに再会した舜と花がパンドラの箱を開けてしまったことで、片山とゆり子をも巻き込んで、“止まらない愛”が急加速。再会で蘇った淡いときめきは、いつしか危険な快楽へ。さらに禁断の四角関係に加え、17年前には知るよしもなかった衝撃の真実や、重大な問題も発覚。許されぬ愛とそれぞれが抱える闇が交錯し、4人は運命に翻弄されていく。

■主題歌はジャニーズWEST「絶体絶命」に決定

本作を彩る主題歌は、ジャニーズWESTが歌う書き下ろしの新曲、危険な大人の香り漂う「絶体絶命」に決定。疾走するトラックとスリリングなメロディーに乗せて“抑えきれない想い”を叫ぶ楽曲で、キケンな大人の香りをまとったジャニーズWESTが放つ“エモラブソング”となっている。主題歌は、9月16日(23:00~)放送の『ノッキンオン・ロックドドア』内で初公開されるティザーPR映像にて音源を聴くことができる。

■重岡大毅(桜木 舜・役) コメント

樹はさておき、皆さん「初めまして」なので、早く仲良くなって一緒に頑張っていけたらいいなと思っています。そして、樹と一緒にやれるのも楽しみなんですよ! やっぱり面白いし、勝手なイメージやけど、キレ者というか賢そうな感じもするので……。樹が、「ライバルという役柄だから、僕との会話を減らしていく」と言っていたんですけど、絶対にそんなタイプじゃないです! さっきも朝早くからものすごい勢いでしゃべりかけてきました(笑)。

■新木優子(武田 花・役) コメント

田中さんにはクールなイメージをもっていたんですけど、重岡さんとお話をされている時のお二人の関係性を見て印象が変わりました。このドラマにはシリアスな部分も多いんですが、現場ではみんなで仲良く協力しながら作品を作り上げていけたらいいなと思いました。臨ちゃんとは、以前お仕事でご一緒したので、また共演できてうれしいです。前作でも臨ちゃんに詰められる役だったんですが今回も……(笑)。でも、いろんなシーンでご一緒できそうなので楽しみです。

■田中樹(片山直哉・役) コメント

お話をいただいた時は、「すごいディープなのが来たな!」と思いました。原作を読ませていただいたんですけど、最初は「楽しい漫画だな、なんか懐かしい感覚だな」って、スッと入っていけたんですけど、読み進めれば進めるほど、すごく濃くて! 最初に抱いた“ディープだな”という印象は残りつつも、いろんな部分がミックスされていくような、あまり味わったことのない感覚がしたんです。読み終わって、“自分がこの作品に出るんだ”と思った時に、どうやって演じたらいいかわからないという戸惑いを覚えるくらい、新しい出会いをした感覚がありました。

僕が演じる片山は、一番わかりやすいキャラクターのようで、見えないところにちゃんと芯がある男性だと感じました。二面性じゃないんですけど、視聴者の皆さんには、見えている部分だけでなく、見えないところからも“何か”を感じてもらえるような、魅力的な男性を演じられたらいいなと思っています。まだどう演じようか迷っているところですが、その場の空気感もありますので、家でひとりで考えるのではなく、現場で片山という人物を作り上げていけたら……と思っています。

重岡くんとはライバルという役柄なので、プライベートでもライバルになりきって、できるだけ会話を減らしていこうと思っています(笑)。撮影以外の部分から空気を作っていきたいので、なんなら現場の入り時間も1時間くらいズラそうかな、と思っているところです(笑)。

■高梨臨(桜木ゆり子・役) コメント

お話をいただいてから原作を読んだんですが、私がいただいたゆり子という役は髪の毛が短かったんです。私はずっと髪の毛が長かったので、正直、最初は「髪の毛を切りたい! やりたい!」という気持ちが大きかったです(笑)。でも、大人のラブストーリーだと思って読んでいたら、どんどんミステリー要素も出てきて! これをドラマにしたら、すごく新しい作品になりそうだなと思ってワクワクしました。

ゆり子は、7歳のかわいい娘と、明るく素敵な旦那さんがいて、彼女自身もバリバリ仕事をしているという本当に幸せな女性です。いちばん普通の感覚をもった女性なので、まともな感じで演じようと思っていたのですが……監督さんとプロデューサーさんに「思いきりやらないと面白くないので、思いっきりやってください」と言われてちょっと思っていたのと違いました(笑)。でもドラマでは、舜と花の関係を探っていく様子も結構強めに描かれているので、今はそこをどうやって面白くしていけるかを考えています。

重岡さんは、こういう旦那さんだったらすごく楽しいだろうなという主人公のキャラそのままという印象でした。お会いして、さらにご一緒するのが楽しみになりました。優子ちゃんとは久々にご一緒できてうれしいです。その時もライバル役だったんですが、今回もドラマの中で詰めて行こうと思います(笑)。