アスマークは8月29日、「共働き夫婦の家計支出に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は8月1日~3日、正社員の配偶者と高校生までの子どもと同居する20代〜50代の共働き世帯の女性を対象にインターネットで行われ、734名から有効回答を得た。

子どもの教育費「夫がメインで支払い」は半数

  • 配偶者と同程度の家計支出/理想的な自分と配偶者の支出内訳(子供費用)

    配偶者と同程度の家計支出/理想的な自分と配偶者の支出内訳(子供費用)

子どもの具体的な支出(教育費/授業料、保育料、学童保育料等)に対して、自分と配偶者が支払う内訳を教えてもらったところ、教育費(授業料、保育料、学童保育料等)においておよそ55%が「配偶者がメインで支払いをしている」と回答。

一方、理想とする内訳については、本人の職業がパート・アルバイトの場合では約8割が、派遣社員・契約社員の場合は9割が、配偶者がメインもしくは多く支払いをしてほしいと考えていることがわかった。

妻の貯金額「夫は知らない」が7割

  • 自分の貯金金額提示の有無/配偶者の貯金金額把握の有無

    自分の貯金金額提示の有無/配偶者の貯金金額把握の有無

次に、「あなたの貯金金額を、あなたの配偶者は知っていますか?」と尋ねたところ、7割弱が「知らない」と回答。職業別にみると、本人の職業が会社員・公務員・役員等の場合は60.9%であるのに対し、パート・アルバイトでは75.5%と高い割合に。家計を支えている割合が自身の自由に使える金額に関係しているよう。

また、派遣社員・契約社員の場合は「配偶者は自身の貯金金額を知らない」と回答した割合が85.0%とさらに高く、夫婦であっても、貯金金額については共有していないもしくは隠している家庭が多いことがわかった。

では、反対に配偶者の貯金金額を知っている人はどのくらいいるのか。「配偶者の貯金金額を知っていますか?」と質問したところ、3割半ばが「知っている」と回答。また、1割強は「配偶者は自身の貯金をしていない」と回答していることから、5割弱は配偶者の貯金事情についてある程度把握をしていることがわかった。