ヘルスケアテクノロジーは7月31日、「女性の仕事と健康支援に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は7月17日~20日、調査対象は20~50代の会社員の女性、有効回答は400人。

  • 元気な時の仕事の出来を10点とした場合、生理期間前後やPMS中の仕事の出来は何点ですか

まず、月経・PMSでからだの痛みやメンタルへの影響はあるか聞くと、58.8%が「ある」と回答。そして、元気な時の仕事の出来(でき)を10点とした場合、生理期間前後やPMS中の仕事の出来は平均4.8点となった。

一方、更年期の症状を自覚する40~50代女性のうち、「症状が仕事に支障をきたしているが、我慢をしている」割合は64.5%に。さらに、元気な時の仕事の出来を10点とした場合、更年期の症状出現時の仕事の出来は平均5.1点となった。

  • 元気な時の仕事の出来を10点とした場合、更年期症状出現時の仕事の出来は何点ですか

次に、何らかの対処をしたことで月経・PMSの症状が改善した経験はあるか聞くと、49.5%が「ある」と回答。更年期症状については、35.5%が何らかの対処をしたことで症状が改善した経験があると答えた。

  • 月経・PMSから来る不調に悩む人の2人に1人、更年期の症状に悩む人の3人に1人は何らかの対処をしたことで症状が改善

また、女性に特化した健康支援は、仕事のパフォーマンスの維持や長く働くことにプラスになると考えている女性は76.3%に上った。

さらに、利用できると仕事の生産性が上がったり、長く働くことにつながりそうな施策を質問すると、1位「柔軟な働き方(テレワークやフレックスタイムなど)」(28.3%)、2位「時間単位の休暇取得できる制度・環境」(26.0%)、3位「婦人科受診費用の補助」(22.5%)、4位「生理休暇」(18.0%)、5位「低用量ピルの服薬支援(費用の補助)」(16.3%)と続いた。

  • 利用できると仕事の生産性が上がったり、長く働くことにつながりそうな施策